ビンゴはアメリカ、グアム、フィリピン などでポピュラーなギャンブル系レジャーですが、ベトナムやカンボジアでは一般的ではありません。
むしろ日本での方が認知度はあります。※日本ではビンゴで賭けることはできないが。
そんな、ビンゴを知らない人たちを相手に、ビンゴゲームでカンボジアのカジノ市場に参入するのが、日本のIoT製品開発企業、アクロディア(東証2部上場)。
子会社パシフィック・デルタ・ビンゴ社の運営で、カンボジアとベトナムの国境の町バベットのROXY CASINO内に1月19日、ソフトオープンした。
ビンゴゲームを知らないカンボジア人スタッフをトレーニングしたのはフィリピン から招聘したコンサルタント。ビンゴシステムは米大手のアロー社。それをアクロディアが開発したタブレット・ビンゴシステムに連携し、施設内でタブレットで参加できるようにする計画でエンジニアが現地で準備を進めている。
午前と午後、ビンゴホールのスタッフが国境近くで、カンボジアに入国した人たちにフライヤーを配りソフトオープンを告知。午前中のセッションではキャパシティ80席の9割が埋まる順調なスタート。夕方のセッションはキャパシティを大幅に上回る客が来場。急きょスペースを広げたが入場制限が必要なほどになった。
各テーブルにはビンゴのルールのトレーニングを受けたスタッフ30人が付き、レクチャーしながらゲームが進行された。
大勢が同じタイミングでゲームに参加するため、他のカジノゲームとは異なるイベント的な盛り上がりがある。時間消費的なギャンブル系レジャーとして、カンボジアのカジノに遊びにくるベトナム人にどの程度のスピードで浸透するか楽しみだ。