2013年2月12日火曜日

弁当を食べようとしたときに上司から昼飯に誘われたら?


職場の先輩、上司から飲みに誘われたりランチに誘われたりすること、ありますよね?
それを、「うっとうしい」「休憩時間や勤務時間後にまで仕事の話は聞きたくない」という思いから断っていたら、それはもったいないと思います。

職場内では聞けない話を聞かせてもらえるかもしれません。ちょっとした仕事のテクニックを盗めるかもしれません。その誘いについていくと、社外の面白い人に会えるかもしれません。

また、これはもっと大切なことですが、社内では言いにくい何かを言いたいのかもしれません。言い換えれば、先輩・上司が話をしたいという<ニーズ>を持っている状態です。
これを簡単に断るのは、「ニーズを読めないヤツ」「ニーズを拒絶するヤツ」という状態です。
同僚・先輩・上司のニーズを読めない人が、社外の顧客のニーズを読むことができるのか、ちょっと疑問です。

「先輩・上司の誘いを断るな」なんて言うつもりはありません。どちらかというと昔の自分はそういう考え方で、18時過ぎたら会社とは関わりたくないと思っていました。
でも、いまは「簡単に断ったらもったいない」と思います。そういう非公式な場で聞いたり、教えてもらったことの中には、自分にプラスになったことが多々ありましたから。

ボクは基本的に一人でランチをとります、わりと最近(ここ数ヶ月の間に)、上司からランチに誘われました。

一度目は、たまたまカミさんがお弁当を作ってくれた日でした。二度目はコンピにで買ったインスタント食にお湯を注ぎ、出来上がりを待っているとき。

まったく間が悪いですよね!

「すんません、今日は...」

とは言いませんでしたよ、もちろん。
仕事の上で社内がゴタゴタしていた状態で、上司がボクに相談事があるのだろうと瞬間的に想像できましたので。

「いいっすね! たまには行きますか」

カミさんが作ってくれた弁当はそっと冷蔵庫に入れて、残業の夜食にしました。
作りかけのインスタント食は机の上に放置して、後でそっと給湯室に捨てました。

上司の「社内では話しにくいことがあるので、ちょっと外で話したい」に応えるために、別に大きな犠牲を払ったわけではありません。
それを後回しにして仕事が後手後手にまわるより、即断してもらい、仕事が前進するほうが、ボク自身にとってもプラス、会社にとってもプラスなのです。

ボクが20代の頃の自分に助言するなら、こう言います。
「誘いを断るか否かの判断基準に、『仕事の前進につながるか』を加えてみてはどうだろう?」

気乗りしないことを先延ばしにしたりうやむやにしておくと、結果的には、気乗りしないことに関わる時間が長くなります。これは間違いありませんからね。


当然ですが...、考えてみて、その誘いが単なる先輩・上司の個人的な欲求(憂さ晴らしやヒマ潰し)に基づくものだと思えば、断ればいいんです。
でも、内容を尋ねてから断るのは失礼ですよ。


2013年2月7日木曜日

本当のところ時間はどこに消えているのか?


これまでに何度か、「仕事の中で、何に時間が使われているか?」を把握するために、時間管理のアプリ「aTimelogger」を使って計測しました。
一年中やってるわけではなく、だいたい1ヶ月半くらいの期間を、年に2回か3回。*いま現在はやってません。

目的は現状把握ですが、「いま自分は何をやってるのか?」を意識すると、自然と「いま自分はコレをやるべきだ」という気持ちになり、キビキビします。不思議ですね。

いま計測してるのは、仕事の時間ではなく、仕事外の「学習」の時間の計測。

1月15日から始め、半月でよ~く分かりました。記録を見るまでもなく、「実際には全然INPUTしてなくて、よく分からないことにたくさん時間を使ってる」と。
OFFの時間ですから、学習時間が少なくたって別にいいと思うのです。ですが、「この勉強をやってみよう」と思ったことなのに、全然やってない、少なすぎ。そんなことにも気付いてなかった自分のボンヤリ加減に愕然としたのです。

何でダメなのかというと、そもそも、「一日○分やろう!」といった具体的な目標を決めていなかったのです(笑)。「なるべく時間を作って、なるべくやろう」という程度。

普通は「一日○分やろう!」と目標を立てますよね?
それをしてないくせに、「とりあえず、どれだけやってるか測ってみようか」というのも、ちょっと変わってるなと思います、我ながら(笑)。

でも、先にも書きましたが、自分の行動を意識し始めると、それだけで実行できるようになるんです(少しですが)。ちょっとボンヤリしてるときに、「あ、いま15分くらいやろう」となります。

17日間に計測した項目の総時間は26h 33min で、このうち学習INPUTは21時間半くらい。かろうじて1日あたり1.3時間(1時間19分)。
※ちなみに、「ガジェット研究」と「OUTPUT」は学習の時間ではなく趣味の時間です。あまり時間を投じすぎないように自分を監視のためにこの項目も設けて計測しているのです。ちなみに、これを書いているいま現在は「OUTPUT」の時間です。

2013年2月3日日曜日

エレベーターで「閉める」と「行き先階」のどちらのボタンを先に押す?


勤め先の顧問の先生に勧められ、元スターバックスCEO岩田松雄さんの著書「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方を読んでいます。
MBAホルダーで、元ジェミニコンサルで、3社で社長を務めた方。
自分を「普通のおじさん」といい、世間が想像するようなリーダータイプではないと自己紹介。説いていることは「人間力が大切ですよ」。

なるほど、と思いながら読み進んできましたが、第5章の中の「時間と効率を徹底的に意識する」では、凄みのある一面を見せています。
<時間と効率の意識><仕事術>のこだわりは、やはり並みではありません。
生産管理の現場でストップウォッチ片手に作業の合理化に取り組み、米国にMBA留学し、戦略コンサルティング会社で働いていた人だ!!!

なんと、エレベーターで「閉めるボタン」と「行き先階ボタン」のどちらを先に押すのが効率的なのかにこだわります。それが積み重なったら大変な時間の差になるからです。

「できることは、すぐにやってしまう」
「まとまった時間をときどき作る」
「日々、何に時間を取られているのか、はっきり認識する」

など、実践し徹底したいことが多々ありました。



2013年2月2日土曜日

採用担当者は、見た目で人を判断する。たしかにそうだと思います。


「採用担当者は、見た目で人を判断している」これは極端に聞こえるかもしれないが、真実だと思っている。

これは、2013年2月1日のダイヤモンド・オンラインに掲載されている、熊谷智宏氏(我究館館長)のコラムの言葉。
http://t.co/NSXbmlhq

コラムでは、人が、他人に与える印象は、見た目:55%、しゃべり方:38%、内容:7%の比率で決定されるという「メラビアンの法則」や、熊谷氏の知り合いの人事担当者たちの本音が紹介されています。

ボクは数十人の面接しかしたことがありませんが(定期採用をしていないので)、やはり、見た目は大切だと思います。清潔感とか、明朗さ、当社の業務、そして社風にふさわしいか、ということです。

スキルも含め、「一緒に働けるだろうか?」と考えるわけですが、実は、「最終選考者である自分のボスが拒絶反応を起こさないだろうか?」ということも考えます。それは、履歴書や職務経歴書ではなく、広い意味で「見た目」の部分で判断することになるのです。

どんなに「彼の経歴やヤル気は期待できそうだ」と思っても、例えば、身だしなみなどにルーズさが感じられたらアウトです。最終選考者に推薦することはできません。
一例ですが、使い古しの紙袋で荷物を持って来た方がいました。皮やナイロンのバッグでなく。
「あ、お仕事の途中ですか?」
「ええ、そうなんです」
「大変ですね。お忙しい中、ありがとうございます」
と雑談を交わして面談をスタートしましたが、実は、見た目的には即死です。

日中の面接ですから、前後の時間にその方の仕事があるのは何の問題もありません。
でも、よれよれの紙袋はいけません。ボクならビジネスバッグかスーツケースに入れるか、コインロッカーに預けてきます。

ボスはきっとこう考えます。
「大切な面接にそういう臨み方をする人間は、大切な仕事先でも同じ振る舞いをするのではないか? 会社に恥をかかせるようなことをするんじゃないのか?」

そういう応募者を二次面接者に推薦したら、きっとボスはこう言うでしょう。
「お前は、オレが何を大切にしているのか、まだ分からないのか?」

ですから、この方を二次面接に推薦することはありません。

...といったことも、採用担当者(面接担当者)は考えるものです。