2013年5月23日木曜日

「やってみよう!」と思っても、結局やらないこと、ありますよね?

結局、やらなかった...。
こういうこと、よくありますよね。
「ちょっとやってみよう」と思ったことを、本当に全部をやるかはともかく、小さなことでも「やる」を積み重ねた人と、「やらない」を積み重ねた人とでは、すごーく大きな差がつくことは間違いありません。

先日、うちの会社が主催したセミナーに、講師の一人として、森荷葉先生に登壇していただきました。
サービススタッフの身だしなみチェックの中で、「ニオイのチェック、見落としてませんか?」というのがテーマ。

ニオイについては、我慢できないほどの悪臭でない限り、部下に対しても指摘しにくいこと。エラくなった人は、誰からも「あなたニオイますよ」と教えてもらえません!

受講者は男ばかり200数十人(正確には3〜4人の女性がいた)。ほぼ全員が、「おいおい、マジかよ! オレも何か対策した方がいいってことだよな?」と思ったはずです。少なくとも、受講中は!

森荷葉先生の講演が終わり、次の講師による別のテーマ(=この日のメイン)の話が始まった頃に、「オレも何かニオイ対策した方がいいかも」という意識が残っていた人はどれくらいでしょう?

この日の講演の帰り途に、ドラッグストアに寄ってニオイ対策商品を購入した人は、何人くらいでしょう?

誤解のないよう書き添えますが、ここで、「男性もニオイ対策すべき」と主張したいわけではありません。

「やってみよう!」と思ったことであり、出費は僅か数百円、売ってる店は街中にあるドラッグストア。こんなに障壁が少ないことなのに、なぜ実行に移せないのか? がテーマです。 

出所は覚えてませんが、こんなことを読んだことがあります。
セミナーに参加して、講師の提言助言を実行に移す人は2割。実行した人のうち、正しく理解して実行した人や継続して行動した人は2割。つまり、セミナーで聞いたことを自分のものにする人は僅か4%の人だけ!(0.2×0.2=0.04)。

どうしたら、行動に移せるのでしょうね?

実はボクは、ニオイ対策の話は、セミナーの10日前に森荷葉先生との打ち合わせで、聞いていました。
「仕事帰りにドラッグストアに寄ってみよう!」と思ったものの、そのまま忘れました。

セミナー当日、再度その話を聞いて、「いけね、忘れてた! 森先生の担当編集者のオレが実行に移さなきゃダメじゃん! 家に帰る途中でマツキヨに行こう」と思ったものの、やっぱり行きませんでした。

2度も「買ってみよう」と思ったのに。

なぜ、こんな簡単なことが実行に移せないのか? 本当に不思議です。

でも、現実にはこんなことがたくさんあるのです。
「話題になってるあの本を買おう」
「英語の勉強を始めるために教室を探そう」
「名刺を整理するために○○を買おう」
などなど。

要するに<意志力>が足りないということなんです。この<意志力>を、スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は(美人です)、「やる力」「やらない力」「望む力」に分解しています。
もしかしたら...、簡単なことなのに実行に移せないのは、「望む力」が弱いのかもしれません。目的意識がはっきりしていない、重要なことだと思っていないということ。


自分に関していえば、着手できなかった大きな理由は、コレだと思います。
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タスク(To Do)リストに入れなかったから!

もう一つは、Amazonで買えるものなのに、すぐに買わなかった(先延ばしにした)からでしょう。


先ほどたまたまドラッグストアの前を通り、幸運にも思いだしました。「ニオイ」対策の男性用商品、こんなにあるんですね。


2013年5月17日金曜日

キャリアをつくる技術と戦略


Facebookのニュースフィードに日に何度も表示されて、「またかよ!(笑)」と思いつつ...3日目あたりでAmazonで注文してしまいました。

『キャリアをつくる技術と戦略』(著=グロービス経営大学院 執筆=村尾佳子 発行=東洋経済新報社)。レビューも読まずに買ったわりには、アタリっぽいです。
決して、「キャリアを磨くために経営大学院で学ぶべし!」といった論を展開しているわけではありません。冒頭からクランボルツ教授やドナルド・スーパー、シャインの理論を引用しつつ、キャリアについて考えることを促しています。

「キャリア」というのは役職が上がることでも、優良企業に転職することでもありません。職業生活を含む人生のこと。
本書でもキャリアをそのように捉えていて、ドナルド・スーパーによるキャリアの定義(人生のそれぞれの時期で果たす役割の組み合わせ)を紹介しています。

自分で書きこむ欄を設けてあるので、自分のキャリアを自分で考える助けになるよう作られている印象です。

ざっと見た印象では、キャリアコンサルタントのような方にとっても、役立つ本のようです。

とりあえず40頁くらいまで読みました。その先は1ヶ月くらいしたら読み始めようと思います。いま読みかけの本がいくつかあるものですから。