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2016年12月24日土曜日

#借金までして大学に行った成果

イギリスは他国に比べて大学進学の経済的な負担が軽いそうです。政府が貸し出す学資ローンは、返済額は収入(=返済能力)に応じるという仕組みのため、低所得であれば返済は求められない。

で、何が起こっているか?

ZUU Onlineの記事は衝撃的です。
イギリスでは、大卒者があふれてしまい、大学を出たものの高額所得の仕事に就けず、低所得あるいは無職にとどまる大卒者が急増しているというのです。
学資ローンは返済しなくていいけど、生活費はかかるわけですから、苦しい生活を強いられています。

ZUU Onlineの記事「急増する無職、低所得層の大卒者が英経済にマイナス影響」によれば、イギリスの大手保険会社、Aviva31万人を対象にしたアンケート調査の結果は下記の通り。
調査の対象となった31万人中49%が「高卒でも現在の職業につけた」と大学進学に価値を見出しておらず、37%が「学資ローンを組んだこと自体を悔やんでいる」と回答。
日本でも、「借金までして大学を出たけど、あまり意味はなかった」と思ってる人が大勢いるのでしょうか? 
だとしたら、学生本人が貸与を受ける日本学生支援機構は規模を縮小していったほうがいいのではないか? 進学したその一時点だけを見れば「おかげで進学できた」と思っていても、結局のところ、社会に出る頃に背負った借金の重さに気づき、かつ「大学は価値がなかった」と後悔するのであれば。

日本のGDPに占める教育関連予算は先進国の中で少ないので、拡充すべきと思う。けど、重点的に予算を投じるべき領域は、大学進学の資金支援よりも、小中高といった基礎教育をしっかり受けられるための支援なんじゃないか。

皆んなが皆んな大学へ行く必要はないことを、イギリスの状況が物語っているように思います。


◾︎ZUU Onlineの記事
https://zuuonline.com/archives/124491

[参考までに]
いま日本で中心的な学資金ローンは日本学生支援機構(JASSO)の一種、二種ですが、これにも経済困難、傷病、災害等、奨学金の返還が困難になった場合、毎月の返還額を半分にする(その分の返還期間は2倍になる)「減額返還」という制度があります。

2016年10月26日水曜日

#これからの人間の働き方

本日の日経流通新聞の一面。昨年、ハウステンボスにオープンした、ロボットが接客業務を行う「変なホテル」が好調という記事。

業界最高水準の収益とのこと。

すごい挑戦だと思ったけど、いきなりこんな結果がでるとは。凄い。

一方で気になるのは『機械との競争』。人間の従業員は開業時から1年間で3分の1に減った。これからの人間はどういう仕事をすればいいのか、考えるざるをえない。

いまの小・中学生が社会人になる頃には、今ある多くの職種が消滅しているだろう。

2016年9月8日木曜日

#人工知能はマーケティング職の仕事を奪うのか?

マサチューセッツ工科大学の研究者、エリック・ブリニョルフソンとアンドリュー・マカフィーが2011年に出版した『機械との競争』は、テクノロジーの進化が速すぎることが、雇用が回復しない真の原因だと指摘しました。もちろん、著書のタイトルにある「機械」がさしているのは、現代ではコンピュータです。
工場では文字通り「機械」が人間の仕事を奪ってきましたが、マーケティング領域の仕事もコンピュータによって奪われ始めるかもしれません。

マーケティング従事者向けのWebサイト「Marketing Research Camp」が行った意識調査によると、「企画・マーケティング、広報・PR、市場調査・アナリスト」に従事しているビジネスパーソンの約3割が、「人工知能に仕事が奪われるのではないか」という不安を抱いています。

将来、自分の仕事が人工知能に置き換わると考えている人は全体で43・5%。そう考えている人の割合が最も高いのは「企画・マーケティング」職で57・2%。次いで「金融関連業務」職で53%。「販売・接客」職では43・8%でした。

また、67・6%が「人工知能に使われる側にはなりたくないと思う」と回答し、62・9%が「所得の格差が広がると思う」と回答しました。

パチンコホールの店長は接客職というよりも、接客業における企画・マーケティング職です。営業戦略上の判断という役割の何割かの部分が、人工知能に置き換わる日は、近い将来にやってくるでしょう。その時に成果を上げる店長とは、人工知能を最大限に活用できるリテラシーを備えた店長か、人間である部下をモチベートし組織力を高めることに長けた店長の、いずれかのタイプに分かれるように思います。

調査はジャストシステムのインターネットリサーチ「Fastask(ファストアスク)」で20歳~69歳の男女を対象に行われ、有効回答は1106人。実施機関は8月5日から8日。右記設問の回答者率は人工知能の認知者802人をベースに算出した。
〔田中剛/アミューズメントジャパン編集部〕

2016年7月9日土曜日

#目からウロコのキャリアカウンセリング。

知識のメンテナンスのため、クランボルツ教授のキャリアカウンセリング理論を学びに行ったのですが、本人のカウンセリング映像はかなり衝撃的でした。

ロジャーズ派をベースにする、傾聴、感情に寄り添う、というカウンセリングとはまったく違うアプローチでした。感情よりも行動にフォーカスしています。そして、かなり、「教える」というスタンス(これはロジャーズ派からは"指示的だ"と批判されるかも)の場面が見られます。

正直なところ、「これは他流派だ」と思いました。

しかしながら、この方が自然なやりとりのように思ったのです、自分は。

キャリアについての相談者が「私は○○○を目指していますが、本当に○○○に向いているんでしょうか?」と言ったら、ロジャーズ派のカウンセラーなら、「本当に、○○○という仕事に向いているのか、不安に感じてるんですね?」と言うでしょう。間違いなく。

でも、クランボルツ教授はこう返しました。

「なってみないとわからないと思いますよ」

これは、キャリアカウンセリングを学んだ人にとってはかなり衝撃的で、吹き出すか唖然とするかなんです。

能力や興味を伸ばす、アクションを起こす力を与える、というスタンスなんです。



“受容・共感・自己一致だけでは問題は解決できない、学習(※)することの援助が必要”、という考えにも納得感があります。※心理学でいう「学習」とは、勉強という意味よりはるかに幅広く、経験を通して身につけたものすべてを指す。





いいな~、クランボルツ先生。


2016年7月8日金曜日

#偶然の囁きに耳を貸す

"今一度、人生を振り返ると、自分が望んで入れた学校はハーバードMBAだけで、他は幼稚園以来、第一志望校に入れたことは一度もなかった。"
"まあ実に希望通りにならない生き方だと思う。ただ後悔はまったくない。"

ボストンコンサルティンググループ日本代表を退任された御立尚資さんのインタビュー記事が、人のキャリアを考える上で非常に面白い。
自身のキャリアを振り返る中で何度も出てくるのが「偶然」「運」という言葉。

"こうなれば良いな、と目標は持つものの、人生には予想していなかった流れが来るのが普通。その流れをつかみ、流れにのっていくためには、先のことをがちがちに予定したりはしない。"
"自分らしく成長していくためには、偶然の囁きに耳を貸さないといけない。"

居心地の悪さを感じていた職場を辞めて、コンサルタントに転じたところ、その仕事が合っていた。御立さんは、就職活動を始めた学生時代には、考えもしなかったキャリアを歩んだことだろう。

このインタビュー記事を読んで思い起こしたのは、スタンフォード大、ジョン.D.クランボルツ教授の「計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)」

「キャリア意思決定における社会的学習理論アプローチ」を研究していたクランボルツ教授はこれを発展させ、1999年に「個人のキャリアは、偶然に起こる予期せぬ出来事によって決定されている事実がある。でもね、その偶発的な出来事を、主体性や努力によって最大限に活用し、力に変えることができるんだよ」と、予期せぬ出来事を学習の機会と捉えることを提唱しました。

御立さんは、これを地でやってきたように思いました。


興味のある方は、ぜひダイヤモンドオンラインの記事をご覧ください。

2016年6月25日土曜日

#キャリアにかかわる課題解決

“貴殿におかれましては、働く個人、ひいては社会全体が直面するキャリアに関わる課題解決に寄与する専門家として社会から期待される存在となります。”
って、届いた書類に書いてある。

大袈裟だ。

と思うと同時に、「エディターという仕事の中の何割かは、そういう気持ちでやってるよな」とも思う。ボクらが作っている記事の大半は中間管理職の方々に向けているものだから。

部門長としての仕事の中でも、何割かはそういう気持ちでやっている。もちろん、個人の思惑と組織の思惑が対立する場面もあって、そんなときは「組織のためにやってくれ」と言うことも多々あるけれど。

しかし、不思議な気分だ。
資格がほしくてキャリア開発支援の理論や技術を学んだわけではなかったのに、修了した資格(GCDF)が格上げ(?)になり、 国家資格になった。

自分が持っているから言うわけではないが、ちょっとした人数の会社であれば、人事部門に一人はキャリアコンサルタントがいるほうがいいと思う。
[追記]
余談ではあるけれど、ボクは「キャリアコンサルタント」という呼称をかねてから「しっくりこないな~」と思っていた。「キャリアアドバイザー」という表現はなおさら。「アドバイザー」という言葉にはかなり“指示的”な響きがあり、少なくともロジャース派の考えをベースにする人なら違和感を覚えるはず。
ではボクにとって何がしっくりくるかというと、本人(相談者)が自分で気づき自分で意思決定するサポートする・促進するという意味合いにもっとも近い“ファシリテーション”ですね。
GCDFはアメリカで開発されたプログラムで、1997年の発足当初は「G」(Global)がなく「CDF」でした。CDFは何の略かというと、Career Development Facilitator(キャリア・デベロップメント・ファシリテーター)の略なんです。



2016年3月31日木曜日

#キャリア開発とは?


近年、働く一人ひとりが自分のキャリアを自律的に形成する必要性がますます高まっています。つまり、キャリア開発の必要性です。キャリア開発とは、「仕事を通してなりたい自分になろうとすること」です。

前回説明したように、「キャリア」という言葉には、単にどのような職につくのかということだけでなく、仕事や人生での役割や生き方のすべてを包括する概念が含まれています。

キャリア開発は、「キャリアディベロップメント」の和訳です。研究者は「キャリア発達」と訳す場合もあります。キャリアは本人の意識的な活動によって形成されるだけでなく、無意識のうちにあるいは二次的に意識されたものとして発達していくものでもあるからです。
そもそも「発達」は心理学の分野では、「人間が生まれ、その成長の過程において、心身の形態、構造、機能が質的、量的に変化すること」という意味で、青年期 を過ぎ中年期になっても、老年期になっても生涯続くものと捉えられています。必ずしも「成長」や「拡大」を意味せず、「変化」を指している点で、日常で使わ れる意味とは異なります。
以降、ディベロップメントの訳として、意識的な活動というニュアンスが強い「開発」という言葉を使いますが、ここには上記の「発達」に込められた意味も含んだものとしてご理解ください。


キャリア開発の必要性の高まりの背景には、まず、個人の労働観、人生観の多様化があります。ポストよりも家族との時間を大切にしたい、あるいはNPOなど社外の活動も重要視しているといった人が確実に増えています。
また、終身雇用制の崩壊という社会構造の変化により、「自分の職業人生は会社に任せておけば会社が決めてくれる」というわけにはいかなくなりました。
企業側の事情として、事業環境の変化が速く、予測不能な非連続なものになり、求められる専門性が多様かつ高度になったことも要因です。
こうした環境変化と専門性への対応には、組織主導の従来の「均質・集団型」人材育成システムは不向きです。どんな能力を高めればいいのか、そのためにどんな 教育をすればいいのか、という判断すら環境変化に追いつけません。しかし企業は、従業員の能力開発を諦めるわけにはいきません。「自ら考え行動する強い個 人の育成」に注力するのは自然な流れです。このような背景から企業は「自分のキャリアは自分で切り拓く(自己決定・自己責任)意識の醸成」に取り組み始めているのです。

キャ リアは、外的キャリアと内的キャリアに大別できます。外的キャリアとは、どういう会社でどういう部署に所属しているか。内的キャリアとは、自分にとって働 くこと、生きることの意味・意義・価値のこと。自分は何が得意なのか、何をしているときに充実しているのか、何を大事にしたいのかという、内的キャリアの 自覚が重要です。

企業によるキャリア開発支援は、内的キャリアの自覚の支援です。その目的は、個人のその人らしい成長を組織の成長に活かすことです。 当然のことですが、やろうという意志があって能力と適性がある人に任せるのが最も効率的、効果的です。本人自身がモティベーションを感じられるからです。

2012年、ソニーは過去最大となる5200億円の連結最終赤字になる見通しを発表しました。この年に設立されたのがEC人事部です。新たな事業への挑戦、事業の売却や撤退(出向や転籍)という環境変化に対応するため、ミドル〜シニア社員の活性化が急務と認識し、ECEmployee Career)の開発支援を行うために設けられました。ミッションは、<社員一人一人が環境変化に対応できる「自律的なキャリア開発」を支援する>です。
施策のひとつが、キャリア自立をサポートするための「キャリアメンター制度」で、現在26名のキャリアコンサルティング資格保有者がキャリアメンターを務めています。昨年12月の時点でキャリア研修受講者の78%が「非常に有益+有益」と回答し、48%が考え方や行動に明確に変化があったと回答しています。同社のキャリア開発支援は、社員の活性化の面で着実に成果を上げているようです。

2016年3月21日月曜日

#「キャリア」とは何か?

「キャリア」という言葉から何を連想しますか?

IT系の方だったら、carrier(通信事業者、運搬人、運送業)を思い浮かべるかもしれませんが、多くの方はcareerを思い浮かべると思います。
いずれも語源を中世ラテン語まで遡れば、馬車「carriage」の轍(わだち)だと言われています。

「運ぶもの(馬車)」かcarrierになり、「道筋(経歴)」がcareerになったようです。面白いですね。

しかし現代の日本では、多くの方にとってcareerはちょっと違う意味で使われているように思います。キャリアウーマン(死語?)、キャリア組など。つまり、「出世コース」という意味合いが強く含まれているように感じます。

しかしおそらく、人事の分野の方であれば、キャリアという言葉を「出世コース」とか「他者に誇れる輝かしい経歴」と捉える方は少ないでしょう。

文部科学省は次のように説明しています。
<人が、生涯の中で様々な役割を果たす過程で、自らの役割の価値や自分と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ね>
「道のり」の意味に近いですね。

アメリカではどうか。
アメリカ・カウンセリング学会(ACA)会長、全米キャリア・ディベロプメント協会(NCDA)会長などを務めたLee J. Richmond女史は次のように説明しています。
<careerは、『生涯にわたる職業選択に関わる活動・態度のこと』を意味する。もちろん、ここで言う職業選択は、『ライフスタイルの計画、自由時間(余暇)、学習、家族の活動』も含めて考える>
とても重要なことですが、仕事以外のことも含んでいるのです。
日本のキャリアカウンセリング協会(CCA)もほぼこの通りの捉え方をしています。
こういった「キャリア」という言葉の定義が、キャリア開発や人事に関わる人にとっての共通認識だと思います。

「キャリア教育」という言葉が初めて公文書に登場してからまだ20年もたっていません。教育現場で使われている「キャリア教育」という言葉は、当初は「進路指導」という意味が多分に含まれていたでしょうが、現在では上記のような意味で用いられています。
しかし、それ以前に学校教育を終え社会に出ている現在の中高年層で、人事分野の動向に疎いかたは、「キャリア」という言葉を異なる意味で捉えているかもしれません。
共通認識を持たずに「我が社の社員のキャリア開発は〜」という会話をしたしたら、コミュニケーションは平行線となってしまいますね。


[関連記事]
#キャリアコンサルタントという資格の現状
「キャリアコンサルタント」という資格について質問を頂いたので、少し調べてみました。質問のきっかけは、キャリアコンサルタントの国家資格化を盛り込んだ『勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律』が9月11日に成立し9月18日に公布された

#キャリアコンサルタントが国家資格になる。2016年4月から
来年4月にキャリアコンサルタントという国家資格が新設されます。ポイントは以下の3点。1.「キャリアコンサルタント」は名称独占資格になります。2.5年ごとに更新される登録型の免許制になります。 3.2016年3月末までに標準レベルキャリア・

#能力開発は労働者の自己責任
 職業能力開発促進法という法律があります。その一部が今年9月に改正されました。施行は来年(2016年)4月1日。まず、この法律の基本理念が改正されました。改正された理念はこうです。

2015年12月24日木曜日

#人工知能に奪われていく仕事

工場では比較的単純な作業を速く大量にこなすロボットが活躍していますが、どんどん繊細な作業へと活躍の場を広げています。その背景にあるのは、人工知能(AI)の進化です。そして9割の経営者が人工知能の活用に意欲的だからです。

人工知能が人間の仕事の一部を担っていくのは生産・物流・建設などの現場にとどまらず、オフィスでの知的労働の分野にも広がっていきそうです。

5W1H+補足説明といった程度の新聞記事は、人工知能が生成できるようなるでしょうね。ライターを本業にして生活できる人はごく少数になるだろうと思います。

2015年12月13日日曜日

#同世代の同僚とボーナス格差広がる

12月11日の日本経済新聞に様々な企業のこの冬のボーナスを調査記事が載っていた。その中で目を引いたのが、「同世代間格差広がる」という囲み記事。
同年代の大卒社員のボーナス(特別賞与を含む)支給額の最大格差を企業アンケートで調べたもの。343社から回答を得ています。

時系列のグラフを見ると一目瞭然ですが、同年代間でのボーナス支給額の格差が年々広がっています。そして2015年は、最大格差が「9割以上」ある企業が31.1%(前年比5.6ポイント増)もありました。

最大格差が「9割以上」とはどういうことかというと、最低額の人を1としたときに最高額の人が1.9以上ということ。例えば、最低額の社員が30万円だとしたら、最高額の社員は57万円以上です。※「差」が9割ということは、「倍率」でいうと1.9倍ということです。

では、最大格差が「5割以上」の企業がどれくらいあるかというと、49.8%、ほぼ半数です。最低額の社員が30万円だとしたら、最高額の社員は45万円以上ということ。半数の会社で、このくらいの格差がついているのです。

今後、支給格差を「拡大する」と答えた企業の割合は15.7%。残りの84%は「変わらない」もしくは「わからない」との回答で、格差を「縮小する」と回答した企業はゼロだったそうです。※この質問への回答企業数は439社。

社内のボーナス格差はこれからも拡大していくということです。


かつてのゆきすぎた成果主義への反省から、給与体系において業績連動の部分を減らしてきたものの、ハイパフォーマーには報酬で報いなければモチベーションが保てないし、流出してしまう可能性もある。

ボーナス支給額が拡大するということは、ある面では健全なことなのかもしれません。

2015年12月8日火曜日

#能力開発は労働者の自己責任

職業能力開発促進法という法律があります。その一部が今年9月に改正されました。施行は来年(2016年)4月1日。
まず、この法律の基本理念が改正されました。

改正された理念はこうです。

第3条の3
労働者は、職業生活設計を行い、その職業生活設計に即して自発的な職業能力の開発 及び向上に努めるものとする。

「職業生活設計」という言葉も聞き慣れないかもしれませんが、これは平成13年の法改正で以下のように定義されました。

この法律において「職業生活設計」とは、労働者が、自らその長期にわたる職業生活における職業に関する目的を定めるとともに、その目的の実現を図るため、その適性、職業経験その他の実情に応じ、職業の選択、職業能力の開発及び向上のための取組その他の事項について自ら計画することをいう。

上記基本理念は、要するに、我々労働者に、「自分のキャリアプランは自分で考えて、それに必要な能力開発を自分でしなさい」と言っているのです。

ここに、「国に頼られても面倒見切れませんよ。会社に頼るという気持ちも捨てたほうがいいですよ」という言外のメッセージを感じるのは私だけでしょうか?

職業能力開発促進法はもちろん、企業にも従業員の能力開発に関する措置を要求しています。今年の改正で事業者の責任にいくつかの項目が盛り込まれました。そのひとつが以下です (第 10 条の3第1号)。

事業主が必要に応じ講ずる措置として、労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関 する目標を定めることを容易にするために、業務の遂行に必要な技能等の事項に関し、 キャリアコンサルティングの機会の確保その他の援助を行うこと。

要するに、「労働者と、仕事のスキルを教える上司なり研修講師との間に、キャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー、キャリアカウンセラー等)を入れるべきですよ。会社は社員のためにキャリアコンサルティングの機会を作りなさい」と言っているのです。
その目的は条文にあるように、「労働者が自ら職業能力の開発及び向上に関 する目標を定めることを容易にするために」です。


従来、企業が目的達成のために必要な従業員の能力の向上に責任を持ち、教育・研修を行ってきました。
上記の法律の文言の変化からも読み取れるように、今後の流れは、
  • 従業員自身が「自らの職業生活の設計の目標を立て、その達成に必要な能力開発に責任を持つ」
  • 企業は、従業員を「キャリアコンサルティングを受ける機会を提供する」という形で支援しなさい
と明確化されました。そのための法制化です。

「何をいまさら」と言う人もいるかもしれませんが、“先進的”とは言い難い国が、ここまで明確な方針を打ち出したということを、我々労働者はよくよく考える必要があると思います。


今年、この他にもいろいろと改正された部分がありますが、そもそもは、青少年の雇用の促進等に関する法律の改正の流れです。この中で、勤労青少年福祉法や職安法の一部も改正されていて、部分的には今年10月から施行されています。


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#キャリアコンサルタントという資格の現状
「キャリアコンサルタント」という資格について質問を頂いたので、少し調べてみました。質問のきっかけは、キャリアコンサルタントの国家資格化を盛り込んだ『勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律』が9月11日に成立し9月18日に公布された


#キャリアコンサルタントが国家資格になる。2016年4月から
来年4月にキャリアコンサルタントという国家資格が新設されます。ポイントは以下の3点。1.「キャリアコンサルタント」は名称独占資格になります。2.5年ごとに更新される登録型の免許制になります。 3.2016年3月末までに標準レベルキャリア・




文=田中 剛 Amusement Japan前編集長
キャリアコンサルタント/FP技能士2級

2015年11月1日日曜日

#時間やお金の行き先

ハーバード・ビジネススクールのクリステンセン教授は、「あなたが望みどおりの人生を送れるか、意図したものとはかけ離れた人生を送るかは、自分の資源をどのように配分するかによってきまる」といいます。

そして、ハーバード・ビジネススクールの、一部の同級生のその後の人生について、こんなことを書いています。

「同級生たちは昇進や昇給、ボーナスなどの見返りがいますぐ得られるものを優先し、長い間手をかける必要があるもの、何十年も経たないと見返りが得られないものをおろそかにした」

「知らず知らずのうちに中身のない不幸な人生を築いていった同級生たちは、資源を配分する方法が間違っていたからこそ、苦境に陥ったのだと思わざるをえない」

資源とは我々が持つ、時間、労力、能力、財力のこと。

だから、自分が心から実行したいと考えている人生の戦略を、実際に実行しているかどうかを確かめるには、これら「資源」が何に費やされているかに目を配る必要があります。

我々は、はっきりと目に見える成果がすぐに得られるような活動に、自分の資源を注ぎ込んでしまいがちですから。

2015年10月4日日曜日

#キャリアコンサルタントが国家資格になる。2016年4月から

来年4月にキャリアコンサルタントという国家資格が新設されます。

ポイントは以下の3点。
1.「キャリアコンサルタント」は名称独占資格になります。
2.5年ごとに更新される登録型の免許制になります
3.2016年3月末までに標準レベルキャリア・コンサルタントの試験に合格している人は、キャリアコンサルタント国家試験の合格者として取り扱われます。


それぞれ何を意味するのか、考えてみました。

まず、(1)ですが、業務独占資格ではないので、資格がなくてもキャリアコンサルティング/キャリアアドバイザー/キャリアカウンセラー等の仕事をすることはできます。しかし、「名称独占資格」ですので、「キャリアコンサルタント」を名乗れるのは当該国家資格の保有者のみとなります。

名称独占資格は、類似するまぎらわしい名称の使用を禁じています。キャリアアドバイザー、キャリアカウンセラー、キャリアコーディネーター、キャリアプランナーなどが、「紛らわしい名称」とみなされるのかどうか、現時点ではわかりません。もしも、これらが「類似するから使ってはならない」とされると、人材紹介会社などは大きな痛手となるでしょう。どこまでが「紛らわしい名称」となるか、これは注目したいところです。

次に(2)ですが、一定の継続学習が課せられることになるでしょうから、多少はコンサルタントの「品質維持」の効果が見込めるでしょう。一方で、「キャリアコンサルタント」を名乗りつづけるには維持費用がかかることになります。

(3)は、すでにこの資格のホルダーの方には朗報です。それよりなにより、現在、厚生労働省からキャリア・コンサルタント能力評価試験として指定されている試験を実施している10機関にとっても朗報です。きっと受検者が増えるでしょうから、資格ビジネスにとってはこれ以上ない追い風です。しかし、「国家資格を取ってしまえば民間団体の資格は不要」と考える人も出てくるでしょう。そうなると、既存の民間団体は会費や更新手数料といった収入源を失うので、死活問題です。
各団体は、国家資格保有者となったキャリアコンサルタントたちに、「民間の団体(自分の出身団体)の資格も継続する」と思ってもらえる、価値を感じてもらえるような施策を打ち出してくるでしょう。


さて、キャリアコンサルタント系の職業はすでにあるのに、なぜ、わざわざ国家資格を新設し名称独占資格としたのか?
ひとことでいえば、キャリアコンサルタントの活用を促進するためです。

民間資格である「標準レベルキャリア・コンサルタント」の保有者は全国に39,851人(平成26年3月現在:キャリア・コンサルティング協議会調べ)います。この資格を保有していなくても、キャリアコンサルタントとして活躍している方が大勢います。〔参考〕http://new.career-cc.org/library/download/hyoujun20140331.pdf
一方で、「標準レベルキャリア・コンサルタント」を保有していながら、キャリアコンサルタントの仕事をしていない、もしくは仕事に結びついていない方も大勢います。

このことを考えると、供給が足りないというよりも、(潜在的な需要はあるけれど)顕在的な需要が少ないのだと思います。
国としては、雇用の流動化、人材の再配置を進める中で、企業や労働者に、キャリアコンサルタントを活用してほしい。しかしながら、活用が進まない。
活用が進まない原因を、厚労省は、現状は玉石混合であまり信頼されてないからだと考えました。だから、キャリアコンサルタントの質を担保する必要があるだろうと、国家資格化しようということになったわけです。
これは原因の半分にすぎないと思います。もう半分の原因は、「キャリアについてカウンセリングを受ける」という選択肢があることを知らない、思いつかないということにあると思います。経営者も、従業員に「キャリアについてのカウンセリングを受けさせる」なんてことは思いつかないでしょう。要するに、存在がマイナー。

キャリアコンサルタントの国家資格化を盛り込んだ「勤労青少年福祉法等の一 部を改正する法律」が平成27年9月11日に成立し、9月18日に公布されたことを知っている人は少ないでしょう。検索しても大手メディアでこのニュースを見つけることはできません。
大国家プロジェクトである「マイナンバー制」ですら認知が全然進まないのですから、キャリアコンサルタントの知名度が一気に高まる可能性は低いように思います。とても残念なことだと思います。




【補足】以下は、背景をもっと知りたい方だけ読んでください。

平成26年度規制影響分析書(RIA)http://www.mhlw.go.jp/wp/seisaku/ria/26/ というページに、「勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案(青少年の雇用の促進等に関する法律)」に関連して、下記の9つの政策(主として規制)について、規制の内容・目的、効果、検討すべきこと等が報告されています。

○ 公共職業安定所における労働関係の法律の規定に違反する求人者からの求人不受理
○ 若者の職業の選択に資する情報の提供
○ 基準に適合する事業主の認定
○ 中小事業主団体が労働者の募集に従事する場合の職業安定法の特例
○ 報告の徴収並びに助言、指導及び勧告
○ キャリアコンサルタント試験の創設及び試験事務を担うための登録法人制度の創設
○ キャリアコンサルタントの登録制度の創設及び登録事務を担うための指定法人制度の創設
○ 有資格者に対する守秘義務等の義務付け
キャリアコンサルタントの名称独占化 http://www.mhlw.go.jp/wp/seisaku/ria/26/dl/ria26_270311_09_01.pdf

これを読むと、「キャリアコンサルタントの名称独占化」の背景について、次のように説明があります。
“現状においては、キャリアコンサルティングの専門性を有することを示す国家資格は存在していないことから、知識・技能に関わらず「キャリアコンサルタント」と称することが可能になっており、キャリアコンサルタントの資質等が担保されず信頼が高まらないためにキャリアコンサルタントの活用が進まず、労働者の適職選択や適切な職業能力開発機会の確保の観点から逸失利益が生じているものと考えられます。”

そして、規制の目的はこうです。
“労働者や事業主がキャリアコンサルタントを活用したい場合に、キャリアコンサルティングに関する専門的な知識・技能を有した者が明確でなければ社会的な混乱を招くおそれがあり、当該混乱を避けるために必要最小限度の規制として、キャリアコンサルタントでない者は、キャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を使用してはならないこととします。また、キャリアコンサルタントでない者がキャリアコンサルタント又はこれに紛らわしい名称を使用した場合には、罰則を適用します。”

[関連記事]
#キャリアコンサルタントという資格の現状
「キャリアコンサルタント」という資格について質問を頂いたので、少し調べてみました。質問のきっかけは、キャリアコンサルタントの国家資格化を盛り込んだ『勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律』が9月11日に成立し9月18日に公布された

#能力開発は労働者の自己責任
 職業能力開発促進法という法律があります。その一部が今年9月に改正されました。施行は来年(2016年)4月1日。まず、この法律の基本理念が改正されました。改正された理念はこうです。


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[KEY]国家検定/国家資格/技能検定/キャリア コンサルティング技能士/キャリア コンサルタント/キャリア カウンセラー/養成講座

#キャリアコンサルタントという資格の現状

キャリアコンサルタント」という資格について質問を頂いたので、少し調べてみました。

質問のきっかけは、キャリアコンサルタントの国家資格化を盛り込んだ『勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律』が9月11日に成立し9月18日に公布されたからです。
来年4月から「キャリアコンサルタント」という新たな国家資格が生まれます。つまり、現在は「キャリアコンサルタント」という国家資格・技能検定はないのです。




国家資格とは、国の法律に基づいて、個人の能力、知識を判定し、特定の職業を営む資格を与えるものです。

国家資格は、法律で設けられている規制の種類により、次のように分類できます。
(A)業務独占資格:弁護士、公認会計士、司法書士のように、有資格者以外が携わることを禁じられている業務を独占的に行うことができる資格。
(B)名称独占資格:栄養士、保育士など、有資格者以外はその名称を名乗ることを認められていない資格。
(C)設置義務資格:特定の事業を行う際に法律で設置が義務づけられている資格。
(D)技能検定:業務知識や技能などを評価するもの。
〔参照〕http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shougai/014/shiryo/07012608/003.htm



Webでいろいろ調べてみましたが、ちゃんと説明されていることが少ないのが、(D)技能検定です。

上記(D)の技能検定を、厚生労働省は、「労働者の有する技能を一定の基準によって検定し、これを公証する国家検定制度」と説明しています。根拠法令は、職業能力開発促進法。労働技能の認定は厚生労働省が所管します。技能検定に合格した人に「技能士」の名称が与えられます。

都道府県職業能力開発協会が実施する職種は113職種、国が指定した民間の試験機関が実施する職種は15職種。※国は実施しません。
この中に、ファイナンシャル・プランニング技能士やキャリア・コンサルティング技能士などがあります。資格として有名な「日商簿記」は公的資格であり、国家資格ではありません。


さて、「キャリアコンサルタント」についてですが、現在はそういう名称の国家資格はありません。内容的に該当するのは、上記の国家検定の中にある「キャリア・コンサルティング技能士」です。

国家検定ではない、民間資格では多数のキャリアコンサルタント系の資格(類似名称を含む)がありますが、それらはの中には、国家検定ではないけれどこれに準じる扱いのものがあります。どういうことかというと、(大多数の人にとっては)その民間資格を保有していないと、国家検定を受検できないというものがあるのです。

具体的には、国家検定である「キャリア・コンサルティング技能士」の試験を受けるには、民間資格である「標準レベルのキャリア・コンサルタント」を保有していなければならないのです。「標準レベルのキャリア・コンサルタント」は民間資格ですが、その養成モデルカリキュラム(内容や学習時間)は厚生労働省が示した内容に基づいているのです。

厚生労働省は、「標準レベルのキャリア・コンサルタント」を次のように説明しています。
“「標準レベルのキャリア・コンサルタント」になるためには、一定の要件を満たすキャリア・コンサルタント養成講座(厚生労働省で示した養成モデルカリキュラム(140時間)に準拠したもの)を受講する等して、キャリア・コンサルタント能力評価試験に合格すること等が必要です。”
例えば、特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会が開設している講座は全12回で、このほかに指定のホームワークがあり、カリキュラムの総時間は140時間になります。当然ですが、その時間だけで試験に合格できるはずはないので、もっと多くの時間を学習に投じます。

厚生労働省がキャリア・コンサルタント能力評価試験として指定している試験の一覧はこちら です。現在はちょうど10機関が実施しています。つまり、この機関(会社、財団法人、特非など)が開設している講座を受け試験に合格すると、キャリアコンサルタント系民間資格を得ると同時に、国家検定の受検資格を得ることができるのです。

「団体が10もあるなら、どれを選んだらいいんだ?」と思うかもしれませんが、上記の理由により、各団体のカリキュラム自体には大きな違いがないと考えられます。※養成カリキュラムは厚生労働省が示しているし、国家検定「キャリア・コンサルティング技能士」の受検が視野に入っているから。

選ぶ際には、通いやすい場所か、代替授業が受けやすいか(都合で欠席せざるを得ない場合)で決めしてまっていいと思います。


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2015年9月14日月曜日

#転職経験者の8割以上が「話と違う!」を経験

先週、森永卓郎先生に「転職」をテーマにお話を伺ってきました。

森永先生、専売公社入社後にけっこう職場を変わってるんです。ただし、一貫していたのは、経済分析の仕事。その仕事を続けるために、民間シンクタンクに転職し、さらに別のシンクタンクに転職し...。
移った先ではトップ交代によって森永さんのいる部門の廃止の方針が下されたり、親会社の合併によって森永さんのいる会社の企業カルチャーもがらっと変わってしまったり...。

最近、「転職経験者に転職を振り返っていただく」という取材を立て続けに3本やってます。これ、続きそうです。

森永先生も含め、3人とも、多少は「思ってたこと違った!」という経験があるそうです。

ある人材サービス会社のアンケート調査によると、転職経験者の8割以上が、事前に説明されたことと入社後の実態に(ネガティブな)ギャップを感じた経験があるそうです。

そして、この「(ネガティブな)ギャップを感じた」という人の、実に75%が、そのことが再転職する(=その会社を辞める)ことにつながったそうです。

ちなみに、ボクが最近取材した3人の転職経験者の方は、この75%には入っていない少数派です。

2015年5月7日木曜日

Googleが見つけた“リーダーとしてもっとも重要な資質”

『lifehacker』の記事です。
Googleが、直感に頼らない、エビデンスベースのアプローチによって、「リーダーとしてもっとも重要な資質」を突き止めた。

なんと、意外にも…


日々の行動が予測可能な人物」だそうです。

学歴は関係なし。

記事ではこう説明されています。

 上司が予測可能であるほど、部下の進捗を邪魔する障害物(上司自身)をなくすことができます。上司とは一般的に、干渉・指図・口出し、出しゃばりをする傾向があるものですが、この障害を取っ払ってしまえば、部下は安心して仕事を進めることができるのです。

へー。意外です。

明確な理念、ビジョンの元に集った優秀な社員たちで構成されているから、優秀なマネジャーの行動・方針にブレがないという意味なのかもしれません。

興味のある方は下記のlifehackerの記事をご覧ください。

2015年4月30日木曜日

自分が影響できる事柄に集中する。

先日、久しぶりに一緒に食事したある企業の幹部氏は、いつお会いしてもニコニコしてるんですよね(厳しいことを言うときも!)。ご本人、目の前に起こった厄介なことも、ボジティブに考えるようにしてるとのこと。

そういうふうに捉えることって難しくないですか?と尋ねると、「ボクは合理的な人間なので、ポジティブに捉えたほうがいいから、そうしてるだけ」との答え。なんとスッキリした答えなんでしょう!

コツみたいなことを挙げるとしたら、「考えたり悩んだりしても仕方ないことは、考えないし悩まない」ということだそうです。

「だって、どうにもならないんだから、ボクが考えても仕方ない。それより、ボクができることを考える、できることに取り組むほうがいいでしょ?」

おっしゃる通りです。

でもこれは、「できないこと、難しいことは、簡単にギブアップしていいんだよ」という話じゃありません。とくに駆け出しの若手の方は曲解しないように。

目の前の、自分が頑張れることを頑張ると、だんだん「できること」の領域が広がります。すると、以前は「どうにもならない」というところにあった課題に、手が届くようになったりする。

話を聞いていて、「関心の輪」「影響の輪」という言葉を思いだしました。


2015年1月4日日曜日

重要なのに実践されていない就活の際の情報収集方法

就活について考えていて、ちょっと思い出したエントリーがあったので読み直した。

そう、これ。地方の学生にとっては難しいかもしれないけど、ネットの噂話に左右されないよう、生の情報に接することが大事だと思う。

 ↓ ↓ ↓
就活に使っている媒体は実に多様。ただし、就職課が強く勧めているのに学生がほとんど活用していないものがある。それは、「OB・OG訪問」

[関連エントリー] 
新卒採用 ~企業と学生の溝
http://ameblo.jp/go-tnk/entry-11794761993.html

2014年11月7日金曜日

退職決断のための「黄金基準」

おー、シンプルでいいねー!と思いました(↓)。
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111216
「自分の価値観と同じだ」と思った人はこれを判断基準にすればいい。

けど、気を付けなきゃいけないのは、これは、ちきりんさん自身にとって優先度が高いことによる判断、ちきりんさんの価値観だということ。
たとえばキャリアについて相談された方(上司やキャリアカウンセラーのような方)が、相談相手が何にプライオリティを置いているかといった価値観を知る前に、「これがベストな判断方法」と提示するべきでないと思いますね。

2014年11月4日火曜日

成功にたどり着く人と諦める人の違い

試行>実行・出来事>フィードバック>チエック>調整>成功

数日前に何かのニュース動画を見終えたところ、その他の動画コンテンツリストにちょっと気になるものがあった。大学生向けの講義のようで、「奇跡のなんとか講義」というタイトルだった。
講師の名前も、どこの大学での何の講義かもわからないが、「成功するためのプロセス」についての講義だった。もしかしたら、キャリア教育の授業なのかもしれない。

その講師が学生に伝えようとしていた「成功するためのプロセス」が、上に書いた、

  • 試行(Tryal)
  • 実行・出来事(Event)
  • フィードバック(Feedback)
  • チェック(Check)
  • 成功(Success )

からなるサイクル。

へー、と思いながらメモしたのが添付の図。

なるほど、と思ったのは、成功にたどり着く人と諦める人の違いは、フィードバックの<受け止め方>にあるという説明。

うまくいかなかった場合に、そのフィードバックをマイナスに解釈してしまうとマイナスの感情が湧き、やる気がなくなってまう。
マイナスの解釈をしてしまうのは、思考のクセが原因。心理学の言葉でいえば「信念」に原因がある。
一方、成功に近づく人はフィードバックを事実として受け取る。客観的に、冷静に、一歩引いて受け取る。「ふーん、こうすると失敗するのだな」と考える。そして、調整し直して再び試みる。


後日。通勤時の読書のためにどの本を持って行こうかと考え、ずっと手をつけずに放ったらかしにしていた本(買ったもののあまり関心が湧かなかった)を選んでみた。
通勤電車の中で目次を眺めると、なんと、まるまる一章を割いて、先日の講師が語っていたプロセスのことが書かれているではないか!
これは、トニー・ブザンが提唱したようだ。