2013年6月1日土曜日

資格試験の勉強(1)最初の1ヶ月

仕事をしながら勉強するって、なかなか大変ですよね。十分疲れている中で、気力を保ち、時間を確保しなければなりませんから。
自分は社会人になってからというもの、「試験」というものを受けたことがないので、当然、試験対策勉強の経験がありませんでした。

ですが、あるテーマに興味を持ったので、その資格試験にチャレンジしました。
で、一発合格できました。


これから何回かに分けて、その資格(GCDF)の勉強を振り返ってみようと思いますが、講義内容よりも、「どのくらい時間を費やしたのか」「どんな時間帯に勉強をしたのか」といったことを中心に書こうと思います。他の資格を勉強する人にとっても参考になれば幸いです。


とはいえ、多少はGCDFの説明をする必要がありますよね。
正確には、「GCDF-Japan」で、これは厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験のひとつ。米国CCE,Inc.が発行しているGCDFという資格の日本版のトレーニングプログラムで、特定非営利活動法人キャリアカウンセリング協会(CCA)が資格窓口になっています。 *「GCDF」とは、グローバル・キャリア・ディベロップメント・ファシリテーターの略。以前は「CDF」という名前だったが、世界各国で採用されるようになったため、GLOBALを追加したそうです。 *キャリア・コンサルタントもキャリア・カウンセラーも、キャリア・ディベロップメント・ファシリテーターも、どれも同じと思ってOKです。

GCDF試験は、筆記と実技。筆記の試験時間は120分。選択肢式が50問程度、記述回答式が3~5問程度、400字~800字の論述問題が1問。
合格基準は、「全問題に対する正答率が70%以上。ただし、記述式・論述式の合計得点が30%に満たない場合は不合格」。 

筆記試験の合格率は受験者の6割~7割(再受験者も含めて)ですので、「難関」というほどではありませんが、ラクではありません。普段の仕事の中で自然と蓄積された知識だけでは合格することは不可能でしょう。
実技試験の合格率は6割前後と、筆記よりぐっと下がります。これも再受験者も含めた合格率ですから、初回での合格率は5割を切るのでは?


講座は全12回で、朝9時半~夕方18時までみっちり。けっこう、くたくたになります。ホームワークの量も、あなどれません。振り返ってみると、よく頑張ったな~と思います。

さて、本題である所要時間ですが、以下の通りでした。「受」は受講、教室での講義です。「自」は自習、教室以外での勉強です。
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◆1ヶ月目 (3日)
 [受] 23時間50分
 [自] 16時間19分
 [計] 40時間09分
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★トータルでどのくらいの時間を費やしたのかについてはこちら(↓)★
全12回の講義の「受講」101時間の他に、「HOMEWORK・自習」に131時間38分を費やしました。
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/2.html


★以下はGCDF講義内容、その感想です。★
特にキャリコンに興味のない方は、読まなくてOKです。

第1回目から、少数グループに分かれてのディスカッションや発表を織り交ぜての進行。講師の話を一方的に聴くという、講義ではありません。
2回目、3回目はいきなりカウンセリングの演習(ロープレ)です。その難しさ、特に「関係構築プロセス」の難しさの洗礼を受けます。たいていのビジネスパーソンにとって、日常の仕事と180度異なる対応が求められますので、大いにとまどいます。
そして、自分の中に「思考のクセ」があることに気づかされます。

自分の場合、最初のひと月目の講義は3回でした。つまり、約24時間。
独習は『キャリアカウンセリング入門』という本を読むこと。これが、予想以上に苦戦し(眠たくなる内容)、計測したところ、読み終えるのに約6時間を要しました。

講座2回目に行った5分のロープレの逐語録書き起こしも、苦労しました。たった5分のやりとりを書き起こすのに、1時間半も要しました。これはまったく予想外でした。やってみて初めて、「逐語」作成が、普段の仕事でやっているインタビューの書き起こしの要領とはまったく異なるものだと分かりました。

ちなみに、逐語を書きあげた後で、さらに3回聴き直しをしました。自分がいかに相手の言葉を受け止めていない(スルーしている)かが分かります。大抵の受講者が、「相手の話を聞いているつもりでも、相手が言いたいことをキャッチできていない」という厳しい現実をつきつけられます。当然、ボクもその一人でした。

講座3回目に行った15分のロープレの逐語録書き起こしは、およそ1時間半。4分の書き起こしに20分かかるペースということ。

その結果...、ひと月目のトータルの勉強時間は40時間09分。その内訳は、講座(24h)、2つの逐語録作成(3h)、R-CAP(0.5h)、『キャリアカウンセリング入門』通読(6h)、これ以外の独習時間が約7時間。



END
[関連エントリー]
資格試験の勉強(2)1日の学習時間 ~スキマ時間をいくら積み重ねても、たいして大きな時間にはなりません!
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/2.html

[2014.02追記]
2014年2月に受験した「ITパスポート試験」の学習時間も記録してみました。
1日たった37分、3カ月の勉強で国家資格を合格できますよ。
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2014/02/blog-post.html

■資格や検定についての最近の考え ~「知らない」ということはすごく不利になったり、非効率になります。
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2015/07/blog-post.html

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