2017年11月7日火曜日

#メジャー観光地の賑わいは度が過ぎているのでは?

2017年の訪日外国人旅行者はきっと2900万人くらいになるでしょうね。これ、すごい数字ですよ。3年前の2014年は1341万人(この時点で過去最高)だったんですから、その倍以上
〔参考〕9月の訪日外客数は228万人で前年同月比18.9%増。1月-9月の累計は2119万人で前年同期比17.9%増
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/171018_monthly.pdf

先日、京都に行ってきましたが、休日の京都はものすごく久しぶりで、四条通りの歩道、新京極、錦市場通り、JR奈良線(京都駅から伏見稲荷に行く電車)は、通勤時の山手線乗換駅と変わらない混雑ぶりで驚いた。バスには簡単に乗れないし(ものすごく本数あるけど)。

知識としては知っていたけど、観光客増加を実感しましたね。はっきり言って、京都の観光客の数って過剰ですよね? もしかして、「これ以上、観光客増えないでほしい」って思ってるんじゃないのかな、京都の人は。少なくとも、観光客は皆、「観光客多すぎるよ、f◯ck!」と思ってるはず。

これが2020年に「外国人訪日客4000万人」になったとき、京都や銀座、浅草の混雑ぶりはどうなるんでしょうね?

で、思ったのですが、浅草や京都のような昔ながらの日本の観光地って、"お金を使わない"。ほとんどタダ。拝観料は無料か数百円。神社寺院でお土産を買う外国人観光客はあまりいない。飲食店にはキャパがあって、現実的には売上の上限がある(観光客はあまり待つ時間がないから)。
きっと、観光客数は3年前の2倍になったけど、この地での旅行者の消費総額は2倍になってない。むしろ、インフラ整備に支出は少し増えてるはず。神社の中に観光客の方の交通整備の警備員なんて、初詣の時をのぞいたら、昔はいなかったですよね。

[関連]
#2030年、外国人観光客は現在の2倍に。
https://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2017/11/2030.html

2017年11月2日木曜日

#2030年、外国人観光客は現在の2倍に。

観光庁が10月18日に発表した今年1月~9月期の訪日外国人客の消費額は3兆2761億円で前年同時期を上回りました。大きな要因は、訪日外国人客数の増加です。

訪日外国人客は、2015年に1974万人でしたが、2016年には2404万人と20%も増えました。さすがに今年は前年比20%とはいかないでしょうが、4月から9月まで6カ月連続して前年比10%を超えています。

政府は東京オリンピックが開催される2020年の訪日外国人客数を4000万人にするという目標を掲げていますので、来年以降も前年比を上回る増加を続けなければなりません。

東京オリンピックに向けて、日本への注目が高まり、訪日客が増えるのは自然なことです。

当方も、ドイツで開催されたサッカーW杯(2006年)の前年に「来年はドイツ・イヤーだから」という理由でドイツに行きましたから(笑)。
問題は、東京オリンピック後です。歴代のオリンピック開催都市はその後、経済成長率が低下します。開催に間に合わせるための大規模な工事が終わり、関連消費も止まりますので。

ですから政府としては経済成長を止めないためにも、東京オリンンピック後も訪日外国人客数を増やし続けたいのです。

今現在で、「外国人観光客が増えたな」と思っている状況ですが、2030年には倍の6000万人を目標としています。

こんなことが実現するのでしょうか。

というか、どうしたらこれを実現できるのでしょうか。