2017年8月31日木曜日

#宝くじ全種類がネットで買えるようになる!

総務省は、すべての種類の宝くじをインターネットで購入できるようにするそうです。背景にあるのは、宝くじの販売低迷で、「地方行政の財源確保のため」に売上を増やしたい。

宝くじをはじめとする公営ギャンブルの収益金の一部は公共のために使われています。


しかし、カジノ合法化の議論の中でギャンブル依存問題が注目されている今、若者の宝くじ(=ギャンブル)へのアクセスを容易にするような方針変更を、総務省だけで決定できてしまうことに「あれれ?」という違和感を覚えたのは自分だけでしょうか?

2017年8月30日水曜日

#ついに駅ビル内に場外馬券売り場が

JRAのHPを見ていたら、来年秋に初の駅ビル内WINS(場外馬券売り場)を出店するそうです。

記事にするならこんな具合(↓)になります。


JRA場外馬券場
駅ビル内に初出店


JRAは2018年秋に大阪府泉佐野市のりんくうタウン駅ビル「りんくうパピリオ」内に場外勝馬投票券発売所を設置する。農林水産省から承認を得たことを8月28日に発表した。JRAとしては初の駅ビル内の発券所。名称は「りんくうタウン場外勝馬投票券発売所(愛称:ライトウインズりんくうタウン)」で、レース映像の提供を行わない非滞留型発売施設。
同施設内にはすでに宝くじ、スポーツくじを取り扱う「りんくうタウン駅前宝くじ売場」がある。

#日本版カジノの入場料徴収はギャンブイル依存防止になるのか?

政府のIR推進会議(正式名称は特定複合観光施設区域整備推進会議)は7月31日に、これまで行ってきた有識者会議の議論を整理した「取りまとめ(案)~観光先進国の実現に向けて」を公表しました。

この概要を説明するとともに、個人・団体の意見表明を受け付ける場として、8月17日の東京を皮切りに29日まで、全国9都市で公聴会を行ってきました。

この取りまとめでは、日本人からはカジノ施設の入場に際して入場料を徴収すると書かれています。これはシンガポールの制度を参考にしてきたIR議員連盟がずっと提案として掲げてきたことでもあります。

そういうわけですので、日本にカジノができた場合、日本人に対してはシンガポールのように、7000円前後の入場料が課せられるでしょう。これをもって、「入場料を払わなければならないカジノとパチンコでは客層が異なるはずだ。客層はかぶらない」という意見もあります。

はたしてそうでしょうか?
勝つつもりでゲームに参戦するプレイヤーにとって、7000円という入場料は大きなハードルでしょうか?

例えば競馬は投票券の売り上げからまず25%を差し引き、残りの75%を投票者で分配するゲームです。月間に3万円の投票券を買うということは、7500円の参加料を払っているということです。そして、パチンコ・パチスロ参加者の30%-40%は競馬も遊んでいるというデータがあります。

つまり、一定数のパチンコ・パチスロ参加者にとって、7000円の入場料などたいした障壁ではない。自分はそんなふうに思います。

実際のところ、シンガポールのカジノで実施している入場料徴収は、依存防止対策として機能しているということが、医学的に確立されているわけではないのです。専門家の間ではむしろ、「入場料分を取り返そうという気持ちが働くので、むしろ危険性が高まるのではないか」という意見もあります。

もしかしたら、日本版IRのカジノ入場料は、もっと低く設定されるかもしれません。

2017年8月11日金曜日

#アウトライナーに文字数カウント機能追加で利便性向上

ちょっといいモノを発見して、ちょっとばかり嬉しい気分になってます。

文章を書く仕事をしていますが、どうしたら速く書きあげられるか、どうしたら効率的にいったん書いた文章の構成の練り直しができるか、といったことを研究した時期がありました。

その結果行きついたのが、「Wordで書かない、アウトライナーで書く」ということで、WorkFlowyというアウトライナー(アウトラインプロセッサーとも言う)を使っています。

編集部のメンバーには日ごろから、「記事は頭から書き進めないで、まずはアウトラインを作るように」と言っています。ここで言うアウトラインとは、あらまし、あらすじ、骨格です。書籍や論文で言えば“章立て”です。

「記事(文章)をどういうカタマリで構成するつもりかを、まず考えて」ということ。情報を入れる箱みたいなものですね。これができあがると、もう5割くらい、ときには7割くらい文章はできあがったも同然です。とにかく、書くことが整理されると、精神的にラクになります。

このブロックにはこういうことを書く、ということが決まると、取材でメモったことや記憶していることを、その箇所に書いていけばいいのです。順番はあとで入れ替えればいいんです。
アウトライナーは、そういう書き方をするときに便利です。各章のタイトルだけを表示させることができるし、章ごと順序を入れ替えたり、ある段落を別の場所に移動させたりといったことができます。
アウトライナーを使うことのメリットの説明は以前書いたこちらをご参照ください。

で、本題はここから。

実は何年も使ってきた中で、「文字数カウントできない」という小さな不満があったのです。しかし、WorkFlowyに文字数カウント機能を追加するChrome拡張機能があるということを知ったのです。

これまで、どうしても文字数を知りたい場合には、Wordにペーストしてました。しかし、そんな作業はもう不要です。

自分が入れた、WorkFlowy の機能を拡張するGoogle Chrome拡張Porter for WorkFlowy はこちら(↓)です。


Porter for WorkFlowy 1.4をリリースしました


アウトライナーに興味ある方は、ぜひ一緒にこのChrome拡張Porter for WorkFlowyも使ってみてください。オススメです。


2017年8月4日金曜日

#パチンコをする人の割合が多い職業

前回、都道府県ごとのパチンコ行動者率(過去1年間に遊んだことがある人の割合)はけっこう差があるということを書きました。

パチンコ行動者率は、有業者ベースでは全国で11.7%です。これを職業別で見てみますと...、やっぱり、違いがあります!

「専門的・技術的職業」に就いている人のパチンコ行動者率が最も低く、7.5%。
次に低いのが「事務」系の仕事に就いている人で8.3%。

では、どんな仕事に就いている人の行動者率が高いのか。

3位 保安職業従事者……19.8%
 

2位 建設・採掘従事者……23.9%
 

1位 輸送・機械運転従事者……24.6%

これらの仕事に就いている人たちのパチンコ行動者率は、専門的・技術的職業や事務系、販売系の人たちの約3倍という高さです〔図〕。



実は、パチンコ以外に、保安職業従事者、建設・採掘従事者、輸送・機械運転従事者において遊んでいる人が多いレジャーがあります。しかも、事務系職や販売系職においては少ないという共通点もあります。

それは、「日曜大工」です。

パチンコと日曜大工の共通点は、<モノ>に向き合うということかもしれません。

逆に、保安職業従事者、建設・採掘従事者、輸送・機械運転従事者において遊んでいる人が少なく、専門的・技術的職業や事務系において多いレジャーが、「美術鑑賞」や「演芸・芸術・舞踏鑑賞」です。

パチンコホールの景品コーナーに、工具などDIY用品を増やしたら出庫が増えるかもしれませんね。

〔追記〕図を追加しました。



文=田中剛 /アミューズメントジャパン 編集部

2017年8月3日木曜日

#金融リテラシーが低い県はパチンコユーザーが多いのか?

パチンコホールは全国津々浦々にありますが、パチンコをする人の割合は地域差があります。

総務省が5年ごとに実施している「社会生活基本調査」は、全国で約7300調査区内にある世帯のうちから無作為に選定した約8万8千世帯の10歳以上の世帯員約20万人を対象とした大規模調査で、昨年10月に実施。この調査では、各種娯楽の行動者率(過去1年間にそれを遊んだ人の割合)も調べており、「パチンコ」についても尋ねています。

過去1年間に1回以上「パチンコ」を遊んだ人の割合(=行動者率)は8・5%です。※「レジャー白書」の調査対象は以上15歳以上、本調査の調査対象は10歳以上と異なるため、遊んだことがある人の割合の数値をそのまま比較することはできません。

パチンコ行動者率を都道府県別に見ると、上位3県は熊本(12.9%)、鹿児島(12.4%)、宮崎(12.2%)。行動者率が低いのは沖縄(3.9%)、東京(4.9%)、奈良(6.7%)。

この違いはどこから生まれたのか?

口の悪い人の中には、「パチンコなんてやるヤツはバカ。ギャンブルで勝てるわけがない。リテラシーが低いんじゃないか?」なんて言う人もいるかもしれません。

もしも、仮に、そういう偏見、思い込みを持っている人がいるとしたら、先に結論を言いましょう。

金融リテラシーとパチンコ行動者率には相関はありません!


そりゃそうですよね、「資金運用だ」という認識でパチンコをやっている人が仮にいたとしても、ごく稀な存在であり、大半の人は「娯楽」として遊んでるわけですから。

金融広報中央委員会(事務局は日本銀行の情報サービス局内にあります)は、18歳以上の個人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)の現状把握を目的とする、「金融リテラシー調査」という全国調査を行っていて、都道府県ごとの比較も行っています。

都道府県ごとの、金融リテラシーを問う正誤問題の正答率と、パチンコ行動者率によって散布図を作ってみました。
ごらんの通りです。

パチンコとの相関はありませんが、金融リテラシーの高低は、例えば「金融トラブルの経験者率」や「緊急時に備えた資金を確保している人の割合」との相関が見られます。