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2016年12月30日金曜日

#子どもが大学を出るまでの費用は約2800万円以上

子どもの教育費についての文部省の調査データを眺めていてふと思ったのですが、まだ子どもが小さなお父さん・お母さんの中には、公立高校の「無償化」を誤解してる人がいるかもしれないなと思いました。
そういうライフステージの部下がいるので気になってしまうのかもしれません。

普通の公立高校に通ったとして、学習総費用は年間にだいたい40万円くらいかかります。このうち25万円くらいが「学校教育費」。「授業料の実質無料化」とは、これが無償になるという意味ではありません。無償になったのは学校教育費の中の、月額9900円(年額11万8,800円)の授業料です()。
※この「高等学校等就学支援金制度(2014年4月~)」は所得制限があるので全員が無償というわけではありません。
※私立高校に通う場合、 年収250万円未満程度の世帯には24,750円/月、年収250~350万円程度の世帯には19,800円/月)、年収350~590万円程度の世帯には14,850円/月の給付があります。

授業料が無償になっても、入学金や教科書代、修学旅行費、部活動費などは無償の対象ではありません。これらの合計が「学校教育費」で、授業料以外にこれらが年間約25万円かかるのです。
この「学校教育費」に、「学校給食費(高校はなし)」と「学校外活動費」を加えたものが「学習総費用」となります。それが年間約40万円かかるのです。

学習費総額=学校教育費+学校給食費+学校外活動費(※)
※学校外活動費とは、補助学習費やその他の学校外活動費です。



文部省のデータでは、学費は、幼稚園(公)、小学校(公)、中学(公)、高校(公)、大学(私文)の場合、約1194万円。もし高校が私立で大学が私立文系だったら1368万円です。

しかし、」子どもを育てるのにかかる費用は教育費だけではありませんよね。もっと基礎的な、食費、衣服費があります。他にもお小遣い、レジャー費もあります。教育費以外のこれらは「養育費」と表現されることもあります(法律の用語とは意味が異なります)。

いろいろお金がかかりますが、こういうものはすでにたくさんデータの蓄積がありますので、概算をつかむことはできます。AIUの調査では、子どもを育てる(大学を卒業させる)のにかかる教育費以外の費用は約1640万円だそうです。※あくまで平均値なので、これより多くかける家庭もあれば少ない家庭もあります。


ですから、教育費とそれ以外の費用を合わせると、子どが大学を卒業するまでにかかる費用は、少なくとも2800万円くらいはかかるということです。

これらはほぼ想定できることなので、お子さんが小さいいま「お金が足りるかな?」と思っていても、早いうちならいろいろ手を打てるわけです。というか、手を打たなければ行き詰ります。

お金、かかるものですね。

かといってて、「自分(世帯主)に万一のことがあったら...」と過剰に生命保険に入れば家計を圧迫します。可処分所得とのバランスを考えずに「とりあえず学資保険に」と加入してしまうと、後々、途中解約せざるを得なくなり元本割れになることもあります。

よくよく考える必要があります。

2016年11月21日月曜日

#やり続けるのに「気合」はいらない

茂木健一郎先生がブログにこんなことを書いています。

"何をするかという「選択」の起源においては、感動があり、やる気があり、熱意がある場合が多いだろう。しかし、方向が決まったら、後は、淡々と続ける時間があるだけである。"

やるとなったら必要なのは「やる気」ではない。では、何か?

"さまざまなことを続けるのに、必要なのは「熱意」や「やる気」ではなく、「習慣」である"

これは納得感があります。

「やる気」で自分を動かすのって、かなりシンドイんですよね。わかりやすいのは受験、資格の勉強などでしょう。

やる気を出して教材を買い揃えた、何かの講座に申し込んだ。そこから先の日々の勉強を、毎日毎日、「やるぞ!」 と自分に気合を入れ続ける日々は辛い。いかに早く、体を慣れさせるかが重要だと思います。朝、特に気合を入れなくても歯磨きをしますね。朝、特に気合を入れなくても新聞を広げますよね(そういう人が減ったことは知っています)。
そんなふうに、習慣としてテキストを広げる。電車に乗ったら、無意識のうちにテキストを広げる。それができれば辛さはかなり減るはず。そして、続けられるはず。

そういった、習慣を作るテクニックというものは、間違いなくあるんです。

2016年9月13日火曜日

#小学4年生が習うクロス集計分析


調べた結果をすべての対象者について集計したものを「単純集計」といいます。例えば、ホール来店者に「よく打つ機械のタイプ」を尋ねた場合に、MAXタイプが何人、ミドルタイプが何人、ライトミドルが何人と、回答者数もしくは割合が一覧できる表です。しかし、幅広い年代の客を「全体」で一括りにして得られた集計結果は、「誰に」を絞り込めていませんので、具体的なアクションをとりにくいと思います。

そこで大抵の場合、回答者をある条件で絞り込んで集計して、回答(意識や行動)にどのような違いがあるかを比較します。もっとも基本的な絞り込み条件は、男性か女性かという「性別」、20代か30代か40代か……という「年代別」です。ホール来店客の調査であれば、「最もよく遊技する機械別」(パチンコ派/パチンコ・パチスロ半々派/パチスロ派)もよく使う条件です。このような集計方法を「クロス集計」と呼びます。

クロス集計によって、月間の遊技予算、普段よく打つ機械のタイプ、店舗選びで重視する項目等々の質問項目を、「20代」の回答結果、「30代」の回答結果、「40代」の回答結果……という具合にそれぞれ算出します。同様に、「パチンコ派」の回答結果、「パチンコ・パチスロ半々派」の回答結果、「パチスロ派の回答結果」という具合にそれぞれ算出します。こうして回答者を様々な切り口によって分類し、その回答の差異を見ることで、属性ごとの傾向をつかむことができ、「この種の人たちに向けては、○○○をしたらよいのではないか」と施策を検討することができます。

施策を考えるためには、データの全体(単純集計)を眺めるのではなく、データを整理すること(クロス集計)が有効だということは、実は小学4年生の算数で教えています。
教科書の設定はこうです。ある小学校の児童3人が、学校内でのケガを減らすにはどうしたらいいかを考えるために、「保健室にある記録を整理しよう」と思いつきます。記録にはケガをした児童の名前のほかに、保健室に来た日付、曜日、学年、組、ケガの種類・症状、ケガをした日時、場所、理由といったことがあります。
集計の結果「打撲」が最も多かったとして、学校中で「打撲に気をつけましょう」と注意を促すとしたらどうでしょう? 校庭でも体育館でも廊下でも教室でも同じように「ぶつからないように注意!」とポスターを掲示するのは効果的でしょうか?




教科書の中の児童は、保健室の記録からケガの種類とケガをした場所を抜き出して整理します。どんなケガがどこで起こっているかをわかりやすく整理する工夫をして、表頭を場所、表側をケガの種類にした表を作り、それぞれのマス目に正の字を書いて数え上げました。できあがった表はまさしく「クロス集計表」です(そういう言葉は使っていませんが)。
児童は「2つのことがらがひと目でわかる表にできたね」と言います。縦に見れば「教室で一番多いケガの種類」がわかり、横に見れば「切り傷が一番多い場所」がわかります。こうすると、ケガを減らすためには、場所ごとに注意喚起する内容を変えたほうがよさそうだと考えつきます。
問題解決のためにデータを整理することは、小学4年生で教わることの延長なのです。(編集部・田中剛)

2016年8月21日日曜日

#大人だからこそ基礎を学び直す価値あり!

ネット上で貧困家庭の子どものことが話題になってますね。そういう問題を解消するための学会が発足したようです。

中高生には家が貧しくても、学ぶ環境が与えられることを願います。

貧困も問題についての記事では、基礎学力の重要性について、すでに大人になっている体験者のエピソードも紹介されます。気になるのはやはり「算数」と「国語」です。

・スーパーのチラシの「◯割引き」と「◯%引き」どちらが安いかわからない。
・技術系の仕事についたら少数と分数が混ざった式に出くわして苦労した。
・電卓の%ボタンがないと消費税を計算できない(=消費税を加えた額が1.08倍だとわからない)。
・行政の福祉サービスを受けようと思って資料を見ても書いてあることが理解できない。ex.「配偶者」や「扶養」の漢字が読めない、意味を知らない
・子どもに勉強を教えてあげられない。

中学校や高校にいるときに勉強しておくのがいちばんいいことなんですが、このような基礎教育は、大人になって学びたいと思ったときにお金に余裕がなくても学べるような環境が望ましいですよね。

…と書いて思ったんですが、本屋にもBOOKOFFにも図書館にもインターネット上にも、教材は大量にあるんですよね。大学の一般教養レベルの講座だって無料で公開されています(ボクもちょくちょくネットで視聴してます)。もしかしたら、情報へのアクセス能力も、貧困によって生じた格差なのかもしれません。

思うに、学校(小中高)は、各教科の内容を教えるだけでなく、「学び方」を教えることも大事。親は子に「学び方」を身につけさせることも大事ですね(これはボクの課題です)。試験のために答えを覚えても仕方ないんですよね。社会人になると、何かを学ぶために教室で先生の話を聞くということはなくなり、ほぼ自力で調べる・学ぶことになりますから。

「独学ではわからないところがある。教材の中のわからない箇所を教えてほしい」ということはあるでしょう。ボクは資格試験の勉強をしたときには、他の教材ではどう説明してるかを見ましたね。自分が使ってる教材では説明不足だった箇所を、別の言い回しで説明していたり、説明不足だったところを補足してあって、「なんだ、そういうことだったのか~」と腑に落ちることがあります。これは結果として、人に教わったのと似たようなものです。
それでもわからなければ、一つレベルを落とす。これは仕方ない。

学びにおいて、難しいと思ったら基礎に戻るということはかなり大事だと思います。。

算数に関しては、「小学校レベルまで遡って勉強し直し」は非常に有効だと思います。いま学んでるところがわからないとき、その部分をいくら読み直してもわからないかもしれません。原因は、たいてい、その一つ手前の基礎の部分の理解不足。この"一つ手前の基礎"とは、教科書の前のページに書かれているのではなく、1年前の教科書に書かれています。

ウチの子(小4)は算数の「式と計算」の単元で苦戦したので、親なりにわかりやすく工夫して教えました。そのとき気づいたのですが、ほとんど同じことを小学3年のときに習っていたのです。ほんのちょっと、応用しているだけ。算数は積み重ねで、少しずつ難しくなっていきます。
ですから、子どもに「式と計算」についてボクが教えた内容は、小学3年生の教科書の内容です。本人は気づいてないでしょうけど(笑)。

小学4年の「式と計算」では、分配のきまり(分配法則)も教えています。これは丸1年後に、図形の面積を求める計算で、さらに2年後には分数の計算の中で登場します。小学4年で理解していたかどうかで、生徒一人ひとりによって難易度の感じ方が変わるのです。
この◯、△、□は、中学生になったらa、b、cなど記号に変わるだけの話です。

というわけで、うちの子がもしも来年、再来年に算数の勉強につまずいたら、この4年生の教科書(および副教材)の内容から教え直すことにします。

もちろん、大人にも発見がありますよ。
4年生(上)では、データの分析の基礎である「クロス集計」を使って、2つのカテゴリー変数の関係性を考えることを教えています。※そんな言葉は使っていませんが。

これはちょっと、衝撃的でした。


2016年3月4日金曜日

#こんな部下と働きたい

職場で上司として、何が悲しいと言って自分の思い込みだけで話す部下」と議論するほど悲しいことはありません。

K.I.T.虎ノ門大学院MBAプログラム主任教授の三谷宏治さんは著書にこう書いています。

こういう部下はたいてい自分の思い込みを、「みんなそうらしいですよ」「最近はこうなんです」と、いかにも世の人々の想いのように表現するから余計にややこしい。

一方、上司として何より楽しいということにも触れています。

それは、言われたこと以外のことも自分で考え、調べてぶつけてくる部下と議論することだそうです。

たしかに!

指示されたことをやってるだけではだめ。疑問を持つ、自分で考える、調べるって大事です。

2015年9月15日火曜日

#すごく悔しい思いをしたのでメモしとく

新しいことを覚えられないのは、たしかに悔しい。しかしそれ以上に悔しいのが、ケアレスミス。試験の設問中の一文の見落とし、見誤り。知ってることを(すでに記憶していること)を活用できなかったとき。猛烈に悔しい! そういう思いをしたことを忘れないよう、これを書くわけです。

例えば、択一問題で「誤っているもの」を1つ選べという設問なのに、「適切」なものを選ぶようなミス。練習問題に取り組み始めた頃には、しばしばこういうミスをした(たいていは頭が疲れていた)。
実はこの手のミスは、学習が進めばほぼなくなります。なぜかというと、「誤っているもの」を1つ選べという4択の設問(=正しいものが3つある)で「適切」なものを探したら1つに絞り込めない。ですから、おかしいなと気づけます。

回答の単位を間違えるというのも、絶対にやっちゃいけないケアレスミスです。「円」で答えるべきなのに「万」の数字で答えるとか。小数点以下の扱い(どこで四捨五入or切り捨てするか)も同様ですね。

仕事で部下がこんなミスしたら、「ちゃんと読めよ!」「人の話、ちゃんと聞いとけよ!」と叱りますから、練習問題でこういうミスをする自分が情けなくなりました。知らないこと(まだ記憶してないこと)で失点するのは、ある意味、仕方がない。でも、練習問題をやっていて、こういうケアレスミスを連発したとき「オレはバカなんじゃないか?」と悔しくて身悶えしましたね。

 © タイトル:ブラックジャックによろしく 著作者名: 佐藤秀峰
早とちりも非常にもったいないですね。実際に自分がケアレスミスで失点したものに、以下のような問題がありました。
シャープレシオ(投資の効率性を示す指標の説明として、適切なものを選べという問題です。シャープレシオとは投資の効率性を示す指標で、リスクの度合い(=標準偏差)が異なるポートフォリオ間の比較をするときに用いられます。4つの選択肢のうち2つはすぐに「違う」と除外でき、残った2つ(下)は、どういう数値のときに投資効率がいいと判断できるか?という説明。
============================================
 (a)標準偏差の数値が大きいほど効率がいい
 (b)標準偏差の数値が小さいほど効率がいい
============================================

頭の中に「シャープレシオの数値は大きいようがいい」ってことがぱっと浮かんでしまい、(a)を選んでしまいました。不正解です!

悔しいです。
シャープレシオを求める式は、
============================================
(ポートフォリオの収益率ー無リスク資産の収益率)
÷ ポートフォリオの標準偏差
============================================
です。

ちゃんと覚えてました。標準偏差は分母です。シャープレシオの値が大きくなるのは、分母が小さいほう。当然ですよね。


知ってることも、ケアレスミスしたり、活用できないとテストで得点できません。それは仕事においても同じ。
知識を実生活で役立てないと、かなりもったいないですよね。
※知識コレクションという趣味を否定する意図は全くありません。

2015年9月13日日曜日

#学習した日の就寝前の過ごし方と睡眠の質ってかなり重要だった

昼間、難しい問題に取り組んでいて、その場で解決の糸口が見えなかったことが、翌日には有効なアプローチが見えた。なんてこと、ありますよね。
頭が疲れすぎてもうろうとしている状態よりもフレッシュな状態の方が、考えが冴える。そういうこともありますが、実は、睡眠中の脳の働きにも関係があるそうです。

睡眠には、脳に蓄えた知識を整理整頓して使える状態にする役割があることがわかっています。知識の量が変わるのではなく、知識の質が変わる。

新たな知識のインプットをして(講義を受けたり)、その場ではいまひとつ理解できなかったことも、ある程度は、帰り道や帰宅後にあれこれ考え、寝ている間に整理されるようです。

そういうわけで、池谷裕二・東京大学大学院薬学系研究科准教授は、
就寝前の1~2時間というのは、記憶の質を高め、ひらめきを与える睡眠というバックアップ装置が付いた、きわめて学習効率が良い時間帯
だと言います。


これが、「良質な睡眠」が必要な理由です。
それは必ずしも長時間の睡眠を意味しません。

インプットした夜、どんな睡眠をとるか。
インプットしてから寝るまで、どう過ごすか。
それによって、インプットの成果(知識の整理、定着)はまったく異なるということ。


教わった知識を整理して、自分の仕事でつかえるように再構築して...という作業を脳にさせたいと、本気で思っているなら、インプットの後にお酒を飲んで“楽しい時間”を過ごすことは(残念ながら)効果的とはいえないみたいですね...。

写真著作者:Novafly

2015年7月5日日曜日

資格や検定についての最近の考え

ボクは「資格を取る」ということにあまり興味を持ちませんでしたが、近年、ちょっと考えが変わりました。

自分の中の「基礎知識」の幅を広げるために、資格試験・検定試験を活用するのは効率的だと思います。

そもそも、「資格を取る」ことと、「能力や知識を身につける」はイコールではないですよね。


何年か前に、ボクの前職の先輩(広告代理店)は、不動産の広告を担当することになって、クライアントを理解するために宅建の勉強をしたそうです(で、資格を取った)。
その話を聞いたときは特に何とも思わなかったんですが、いまなら「先輩は資格を取ることじたいは目的じゃなかったんだな」と理解できます。クライアントの話を理解する、業界ルールを理解するといったことが目的だったんだな、と。受検はあくまでも、基礎知識の習得の程度を図るため。

合格証を手に入れて履歴書に書くため、という目的を否定するつもりは少しもありません。それ以外にも意義はありますよね、という話です。


ビジネス書や教養書などをなんとなく読む(そしてなんとなく知識を得た気になる)のと、試験という明確なゴール(理解度と期日)を意識して読むのとでは、脳の活性度とか「気合い」がまったく違うと思うのです。

もちろん、「知ってる」ということと、「活用できる」ということは別モノです。しかし、「知らない」ということはすごく不利になったり、非効率になります。それは間違いありません。

「暗記などしなくても検索できるじゃないか」という意見もあると思いますが、はっきり言いましょう。

“基礎知識がないと、検索はノロいし、精度は低いんです!”

基礎知識がなかったり、ある分野の全体像のイメージがないと、適切な検索ができないんです。これは仕事をやっていてすごく感じます。ある人が1時間かけて「いろいろ調べたけどわからなかった」ということを、別の人間が検索すれば1分で探し出せるなんてことは、当たり前のようにあります。これは、「暗記はしてないけど、調べるための効率的なキーワードを複数知ってる」かどうかの知識量の差です。
また、検索結果の中から間違い(web上には無数の間違った情報がある)を弾けるどうかも、その分野の基礎知識にかかってきます。


ボクは今年、ある検定試験を受けましたが、そもそものきっかけは、仕事でその分野のレポートを書くために資料を探したこと。Webでも検索しましたが、断片的な感がありました。結果的に、最も体系的に整理されていると感じた資料は、その分野の「検定試験」の公式テキストだったのです。ある程度、本来の目的(仕事でのレポート作成)を終えた後、ふと「チカラ試しに受験してみようか」と思い受検してみました。

合格しましたけど、だからどうしたということでもないので、会社の誰にも言ってません。自分の中で一区切りついたから、それでOKなわけです。

この分野の知識はきっとまた仕事で使う機会があるだろうし、一度体系的に学んだので、その分野に関連するニュースなどに敏感になったような気がします。それがメリットといえば、メリットでしょうね。

[追記]
あ、少し前にほぼ同じ内容のエントリを書いてた(笑)。

2015年6月24日水曜日

人の話の大半を忘れてしまう根本原因は記憶力ではない

人は会話の内容を、1週間後には25%くらいしか記憶していないという実験があります。そもそも、会話の直後でも半分くらいしか頭に入ってないそうです。

[余談]これはエビングハウスの忘却曲線のことではありません。忘却曲線は正確には、“時間の経過とともに記憶した内容をどんどん忘れていく” ということを示しているのではなく、“もう一度記憶するのに要する時間” を示しています。

話を戻しますと、職場で日々交わされている会話、朝礼での訓示、上司から部下への方針説明等々は、その場でも半分くらいしか頭に入っていない。そして頭に入っていたことの大半は、1週間後には忘れ去られているということです。

厳しい現実ですね。

これは記憶力の問題ではなく、ほとんどリスニングの能力(話を聞き取る能力)だそうです。

人の話の半分しか頭に入っていない大きな原因は、相手が喋る速度と聞き手が思考する速度の違い(大きな違いです!)。

思考の速度は速いゆえに、話を聞いている間に全く関係のない他のことを考える余地があるのです。どうしても生じてしまうこの<余地>に、思考が脇道に逸れているか、思考を有効に使っているか。その違いだそうです。

相手の話を聞きながら、「本当は何が言いたいのだろう?」「根拠は何だろう?」「話の先行きはどこだろう?」「この話はこの人が以前したどの話と関連があるのだろう?」と思考していれば、相手の話の多くがその場で頭に入ります。逆に、違うことを考えていれば頭に入らない。

また、聞いている時の感情も重要だそうです。感情はフィルターになりがちで、ときに情報を拒絶、遮断してしまいますから。

人に話を聞かせてもらう(取材)仕事をしているので、この記事を非常に興味深く読みました。「なるほどそうだったのか」という納得感もあります。

また、以前に受けたトレーニングのことを思い出しました。
そのトレーニングでは、話し手役と聞き手役の1対1で会話のロープレを行いました。横で聞いているメンバーはしっかり聞き取っていたエピソードを、話し手に対面している聞き手役が聞き落しているということはけっこうあるのです。その会話の逐語録を作成すると、聞き手役をやっていた自分が、たくさんの聞き漏らしをしていることを確認できます。

人の話を聞くということは、かなりエネルギーを要するものです。

2015年5月26日火曜日

FP技能検定を受けてみた

日本FP協会のHPで「3級FP技能検定」試験の模範解答が公表されていました。どれどれ...と調べたら、学科試験は50点/60点満点(正答率83.3%)、実技試験は95点/100点満点(正答率95%)。

基礎知識が足りないと自覚していて、前々から「このままじゃヤバイかも?」とちょっとした焦りを感じていた分野です。好奇心から始めた学習ではなく、苦手意識を克服するための学習でした。ですから、スタート当初は苦痛でした。あまりに知らないことだらけで。

ですから、正直な感想は、「大変満足♪」な結果です。

あくまで個人的な感想ですが、「3級」の知識というのはほんとに基礎的なことで、全体像を把握するにはちょうどいいと思います。3級を持ってるから何かをできるというものではなく、「知らないと自分が困る(かもしれない)」「知ってると困ったことを回避する方法を見つけるのが容易になる(だろう)」というもの。この学習をするまで、それを自分は知らなかったわけです。

例によって、学習時間は「A Time Logger」を使って、かなーりマメに計測しました。いずれデータをご紹介するでしょう(きっと)。
「苦手科目もこれくらいの時間を投じれば、合格基準を楽々クリアできる」という目安になるかもしれませんね。


ファイナンシャル・プランナー資格試験は、日本FP協会(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)、きんざい(金融財政事情研究会)が実施していて、いずれも「学科」と「実技」に分かれています。実技といっても筆記試験であることに変わりはなく、ロープレではありません。
片方だけ合格(一部合格)した人は、次回はもう一方だけを受ければいいわけです。

国家検定制度の技能検定なので、合格(学科と実技の両方に)すると「技能士」を名乗ることができます。上記以外の類似団体の試験は国家検定制度の試験ではないようです。

FP技能検定がどんな分野を学ぶものか(出題されるか)については、実施団体のサイトで説明されてますのでここでは割愛しますが、受験者データをご紹介しましょう。

日本FP協会のサイトを見ると今年1月の3級受験者のうち、学科と実技を同時に受験した人(初回受験者とは限らない)のデータは下記の通り。

《参考》
【学科試験・実技試験同時受検者の試験結果】
受検した試験受検
申請者数
受検者数
(イ)
合格者数
(ロ)
合格率
(ロ)/(イ)
学科試験と実技試験
(資産設計提案業務)
15,68912,2459,75279.64%

学科と実技を同時に受験した人の合格率は約8割。結構高いですね。ちなみに、合格基準は学科・実技ともに得点60%以上。ちょっと甘いかもしれませんね(笑)。

しかし、驚いた点があります。それは、申し込みながらも受験しなかった人が30%もいること。毎回、だいたいこのくらいです。諦めちゃった人も相当いるのではないかと思います。そうだとすると、合格率80%という数字を甘く見ないほうがよいかもしれませんね。


【関連エントリー】
■資格試験の勉強(1)最初の1ヶ月
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html
■資格試験の勉強(2)1日の学習時間
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/2.html
■学習時間の記録 ~統計検定編
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2014/08/blog-post.html
■試験対策 ~要点暗記よりテキストを繰り返し読む
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/04/blog-post_7.html
■やっぱり暗記学習にEvernoteを使う
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/04/evernote.html
■何でも検索できる。けど、知識も必要な理由
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2015/05/blog-post_25.html

2015年5月25日月曜日

何でも検索できる。けど、知識も必要な理由

ボクは資格試験といったものに興味を持ちませんでしたが、近年、ちょっと考えが変わりました。

ビジネス書や教養書などを読めば、ざっくりとした知識を得ることができます。でも、試験という明確なゴール(理解度と期日)を意識して読むと、脳の活性度とか「気合い」の入り方がまったく違います。

もちろん、「知ってる」ということと、「活用できる」ということは別モノです。しかし、「知らない」ということはすごく不利になったり、非効率になります。それは間違いありません。

ボクの前職の先輩(広告代理店の営業マン)は、不動産の広告を担当することになって、クライアントを理解するために宅建の資格を取りました。

この先輩、資格を取ることじたいは目的じゃなかったと思います。
その業界の広告の仕事をする上で、クライアントの話を理解する、業界ルールを理解するといったことが目的だったはず。受験はあくまでも、基礎知識の習得の程度を図るため。

「暗記などしなくても検索できるじゃないか」という意見もあると思いますが、はっきり言いましょう。

“基礎知識がないと、検索はノロいし、精度は低い!”

基礎知識がなかったり、ある分野の全体像のイメージがないと、適切な検索ができないんです。これは仕事の中ですごく感じます。ある人が1時間かけて「いろいろ調べたけどわからなかった」ということを、別の人が検索すれば1分で探し出せるなんてことは、当たり前のようにあります。これは、「暗記はしてないけど、調べるための効率的なキーワードを複数知ってる」かどうかの知識量の差でしょう。

また、検索結果の中から間違い(web上には無数の間違った情報がある)を弾けるかどうかも、その分野の基礎知識にかかってきます。

そんなわけで、身近なところ、興味のあること、苦手意識を持ってることについての本を読む感覚で、資格や検定に挑戦してみるのも、悪くないと思います。


ボクの場合ですが、「ITパスポート」「統計検定」は、断片的にだいたい知ってたことを体系的に整理するいい機会になりました。

少し前に「メンタルヘルス・マネジメント検定」というのを受けました。以前、仕事でこの分野のことを調べる必要があって、資料を読み込みました。そこで、「せっかくだからもう一度資料を読み返して、腕試しに検定を受けてみようじゃないか」と。

「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級」は、はっきり言って関心が薄かった分野です。これまで、子供が生まれた時、マンションを買った時など、「社会保障のこと、保険のこと、お金のこと、知らなすぎ〜」と感じつつ、調べたり学習することを先延ばしにしてきました。
これ、合格通知がいつくるかわかりませんが、自己採点での正答率は学科試験:85%、実技試験:98%。ひとつの壁を越えた気分です。