先日、ある会社の幹部の方に聞いた話から、そんなことを思いました。
その会社では、社員はおよそ2:6:2に分けられるそうです。ハイパフォーマー:普通:ローパフォーマーです。
面白いというか、困ったことに、10年前に上位2割に入っていた社員の大半が、今はハイパフォーマーとはいいがたい状況で、むしろ下位の「2」に近い位置にいるそうです。
いろんな要因があるでしょう。例えば、会社全体のレベルが底上げされ(優秀な若手が入ってきて)、「普通」の基準が上がってしまったとか。
しかし、一番大きな要因は、環境の変化。かつてのハイパフォーマーがその変化に対応できなかったことではないでしょうか。たしかにこの業界は、大きな環境変化があり、責任者の役割も変化しました。
この会社の場合は、中途や新卒などが活躍し成長を続けているので、まだ幸いです。もしも、拡大せず新しい人材が入ってこないで、かつてのハイパフォーマー(今はローパフォーマー)が要職にあり続けたら? 間違いなく会社は衰退していたでしょう。
環境の変化に対応するには、個々の社員が変わるのが理想ではありますが、新しい血、今の環境において必要なタイプの人材を迎え入れることも重要ではないかと思いました。