2018年6月21日木曜日

「人間関係」についての強い不安や悩み


職場・仕事に関して強い不安や悩みを抱えている人の割合。女性は男性と比べて「人間関係」についての強い不安や悩みを挙げる人の割合が多い。
これをもって、「女性はセンシティブだから」というのは早計で、まじめにこのデータから何かを読み取ろうとしたら、仕事内容という軸を設けて分析しなければならない。
メンタルヘルス研究の現場では、この回答率の違いは、「性差よりも、仕事の質や立場の違いという要因」の方が大きいと捉えている。

雇用形態(正規社員の割合)、職位(役職者の割合)などに違いがあるという背景を知っていれば(大抵の社会人は知っていると思うが)、上記の解釈はかなり納得感があると思うのではないか。統計から何かを解釈するには、ある程度の知識がないと、表面的な数値の違いに惑わされてしまうかもしれない。

精神科医の石丸昌彦氏は、「男女で仕事内容に違いのない職場では、<職場の人間関係>を挙げる人の割合は男女で違いがない」と言います。

0 件のコメント:

コメントを投稿