2013年8月25日日曜日

「人と職業の適合」について考える

気がつけばなんと、8月の投稿がゼロ。
これはいくらんなでもマズイ。

友人の息子さんから頼まれごとをしました。夏休みの課題で、大人に仕事についてインタビューするというもので、「仕事のやりがいを教えて下さい」とか、「その仕事に必要な資質・適性を教えてください」とか、「“働く”とはどういうことだと思いますか?」とか、けっこう深い質問がならんでます。

これは立派なキャリア教育ですね! よいプログラムだと思います。

働いている人に、こういうインタビューなりアンケートなりをして、「人と職業の適合」について考えることは、彼ら(高校生)自身の職業選択の際の大きなヒントになるでしょう。

ということで、キャリア開発ネタを。

冒頭の話と関連付けるのであれば、まずは、パーソンズ(Frank Parsons)ですね。パーソンズの著書『職業の選択』が出版されたのは1909年です。
彼は、「ボストン市民サービス館」での活動で、定職に就くまでに多数の転職を繰り返している若者たちに接し、若者に必要なのは、職業訓練よりも、職業選択の指導だと気づいたのです。
すぐに辞めてしまう、辞めさせられてしまうのは、技能不足だけの問題ではなく、場当たり的な職探しが原因だと考えたのです。

彼はこう考えたのです。
① 安易に働き口としての仕事につくのではなく、自分にふさわしい職業を選択するのが望ましい。
② 職業を選択する際は必ず、自分を偽らずに慎重に自己分析し、かつ指導をうけること。
③ 若い人は幅広く多くの職業分野を調べ、就きやすい職や偶然見つけた職で妥協しないこと。
④ 若い人は、人、職業、そして成功の条件などについてよく研究している専門家の助言を受けることが、安全で望ましい。
⑤ 自己分析は紙に書き記すことが必要である。

そこで彼は、1908年にボストン職業相談所を開設。これが、職業ガインダンスを体系的に実施する、初めての施設でした。そして、パーソンズの考え方が、後のキャリア選択とキャリア発達理論の核となったのです。


キャリアコンサルティング(キャリアカウンセリング)を学ぶテキストが、丁寧なものでしたら、巻末には用語索引のほかに、人名索引がありますね。パーソンズの名前は、前のほうに登場するはずです。


キャリアカウンセリング協会(CCA)で使われていたテキストの人名索引を見ると、キャリア・デベロップメントの関する理論・モデルの提唱者(主として心理学者)の、誰が何頁に登場しているかわかります。

パーソンズの考え方は、現代に受け継がれているキャリア選択の理論の核ですが、最も多くの箇所に登場しているのは、「ライフ・ステージ論」「ライフ・キャリア・レインボー」で知られる大御所ドナルド・スーパーです。
その理論については、また別の機会に。

では、2番目に多くの箇所に名前が登場しているのは誰だと思います?

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エドガー・シャイン教授です!

理論・モデルとしては、「キャリア・サイクル・モデル」「8つのキャリア・アンカー」「組織の3次元モデル」が紹介されています。

心理学の分野で活躍されている理論家は、スーパー、ギンズバーグなどコロンビア大学勢が多いように思います。「白熱教室」で知られるアイエンガー教授もコロンビア大学。
そして、スタンフォード大学勢としては、社会的学習論のバンデューラ教授、クランボルツ教授など。
で、シャイン教授ですが、MITの教授です。テキストにも書いてありますが、「組織で働く人をおもな対象」としています。そのせいか、「組織人事マネジメント」の分野では、シャイン教授の研究はよく引用されるようです。

ちなみに、自分がK.I.T.虎ノ門大学院で「組織人事マネジメント」を学んだときは、講義の中で最も登場頻度が多かったキャリア・デベロップメント理論は、エドガー・シャイン教授の「キャリア・アンカー」と「キャリア・サバイバル」でした。
ビジネススクールらしいなと思いました。

2013年7月26日金曜日

継続できなかった学習は「1日10分」から再チャレンジ


「勉強したいけどなかなか継続できない、すぐ挫折してしまう」ってことありませんか? 勉強に限らずダイエットやスポーツの場合もあるでしょう。

自分の場合、英語ですね。何度も何度も呆れるくらい挫折を繰り返してます。

そういう自分みたいなタイプの方が何かを継続するには、2つの方法があるようです。

一つは、「自分を追い込む」
先日久しぶりに会った友人は大学のことをこんな風に表現してました。
「大学は勉強を教えてくれる場所というよりも、環境(environment)を提供してくれる場所。期ごとに試験を課して無理やり(force)勉強のペースを作ってくれる。講義内容のほとんどは独学でも習得できる。でも、一人でモチベーションを保ち、何年も学習を続けられる人なんて、めったにいない」

大学にせよ資格スクールにせよ、学費を先払い(追い込む)することで、「元をとらなきゃ!」という気になる。たしかに、そうですよね…。

もう一つは「小さなルールを作る」。1日10分とか、負荷の少い時間・量から始める。ただし、毎日!
要するに、スモールステップで習慣化していくということ。
わかっちゃいるんですけどね...。

こちらは苦笑いしながら、I see. とか言ってるんですが、「オレは毎日毎日、漢字のカードを見て勉強した。ツヨシはプラクティスが足りないよ」とか、ワーっと助言?されました。
はい。わかっちゃいるけど、実践できていません。
なんか、打ちのめされた感じ。

やってやるぞ、1日10分!


あ、こんな言葉を覚えました。
A leopard can't change its spots.
leopardはヒョウみたいな柄のある大型のネコです。ま、ほとんどヒョウです。この斑点(spots)は個体ごとに異なり、成長によってほとんど変化しない。要するに、「人間、性格は変わらないよ」みたいな意味。

ですが、これを言い訳にしてはいけませんね(笑)。

2013年7月21日日曜日

「チームメンバーのTo Do リストを共有したい」って思いませんか? (2)

前回の続きです。

自分のiPhoneの第一画面の、親指でもっとも押しやすい場所にある、5つの「一軍アプリ」のうち2つが、タスク管理アプリです。いわゆるToDoです。Evernoteとともに、ベストポジションに位置しています。
とにかく、思いついた時にサクッと入力したいのです。思いついた時に即ToDoを入力することを怠ると、大惨事につながりかねません。「着手が遅れる」という軽度の惨事は皆さんも経験があると思いますよね。

タスク管理アプリは、ToodledoとTouch To Doを併用していて、これは日に何度も眺めます。これについては、以前のエントリー 『一軍アプリ(1) メモの習慣http://ameblo.jp/go-tnk/entry-11329462237.html に詳しく書いてますので、関心のある方はどうぞ。

では、前回紹介したTrelloはというと、iPhoneではほとんど見ません。部下のToDoを確認するときに、PCのモニターで確認します。

さて、今回の本題は、Trelloではなく、「Wunderlistもすごくいい感じですよ!」ということです。
これは以前、『シンプルなTo Doアプリを求めている人にお勧め!』 というエントリーに書きました。
結局、「To Doを共有したい」という自分の目的をうまく満たせなかったので、使わずにいたものですが、つい昨日、「無料版でも、できないこともないな」と気づきました。

その具体的な方法の説明の前に、自分がやりたい、「To Doを共有したい」ということの説明から。

やりたいのは、「各人が自分で設定したToDoを、メンバーが互いに見ることができる」ということ。
ボクがAくんに「やってください」と頼んだ作業だけでなく、別の人が(ボクの知らないところで)Aくんに頼んだ作業や、Aくんが自主的に見つけた/やることにしたToDoも見たいわけです。さらにいえば、部門長であるボクだけがこれを見られるのではなく、部門の全メンバーが互いに見られるようにしたい。そんなTo Do共有機能を探しています。もちろん、使い勝手のいい、シンプルなインターフェースであることが重要。

例えば、「買い物」というリストをあるユーザー(Wunderlistにユーザー登録している人)と共有設定しておくと、共有メンバーはその中のToDoリストを共有することができます。夫婦で共有したとしましょう。「衣類用洗剤を買う」というToDoを、どちらかがDoneしてチェックを付ければ、その行動は他の共有メンバーに伝わります。これ、便利ですよね。
しかし、仕事でこの機能を使おうとすると、ひとつ問題があります。共有しているToDoは「誰」が担当するのかが明確になっていない、という点です。※有料版にはアサイン機能がある。

ですが、昨夜、ふと思いついたのです。「リストの名称を工夫すれば、誰のToDoか一目でわかる。そして各リストを全メンバーで共有する設定にすれば、全員が全員のToDoを共有できるんじゃない?」と。つまり、リスト名にスタッフの名前を付ければいいわけです。[画像下]

そしてこれらリストを全員で共有する。そうすることで、他のメンバーのToDoも見ることができます。

具体的な操作方法となりますが、共有するメンバーを招待するには画面下の三角のボタンをタップ。まだWunderlistのユーザーでない人にも、ここから招待することができます。[画像下]

しかし、各人がDoneするたびにメールで通知がきたらさすがにうっとうしいので、「メール通知」はOFFにするのがよいでしょう。[画像下]

こういう運用なら、アサインされた当人だけでなく、メンバー全員がお互いのToDoを見ることができます。

「あいつとオレ、重複した作業やってるかも」とか、「あいつ、ちょっと抱え気味だから、手伝ってあげようか」とか、そんなことに気づけたらいいと思います。
ま、それはボクの役目なんですが。

「チームメンバーのTo Do リストを共有したい」って思いませんか? 

自分の職場では、グループウェア(desknet's )でスケジュールは共有していますが、個々人のToDoリストを互いが閲覧したり追加(ToDoを依頼)できる機能は使っていません。スマホからだと、サクッと入力できるような仕様ではないためです(残念です)。

最近我がチームに加入したCくんは、自分のやることリストを、メモ帳(Windowsにプリインストールされてるテキストエディタ)に打ち込んで管理しています。メモ帳は記述形式の自由度が高いし、カラムや「次の画面」への移動がないので、究極のシンプルさという気もします。

ToDo管理は人それぞれですが、この方法には、<会社に来て自分のPCを起動しなければ確認できない>という大きなデメリットがあります。出張中や自宅で確認できず、「出社したら確認します」というのは、ちょっと時代遅れ感があります。

彼の現行スタイルに非常に近い形として、「それ、Google Drive(の文書)を使ったらスマホからでも見れるし、入力もできるよ」と教えてあげました。ついでにAppStoreからGoogle Driveアプリ(Google公式の)をDLさせました。

「スマホでも見れるって、便利ですね~」と喜んでもらえました。
なによりです。

で、ここからが本題です。

ニューカマーの彼は、次にこう言ったのです。
「自分のこれ(ToDoリスト)、編集長も見れるようにできないですか?」

つまり、彼は書きだしているToDoリストを、部門長にも見てもらいたいというわけです。

いいですね~。建設的ですね!

彼がGoogle Driveに作ったその「やること」という文書に共有設定をすればいい。ただそれだけのことで、部門長である自分も、彼のToDoリストを見ることができます。

しかし、「見ることができる」というだけでは活用できません。「見やすさ」(アクセスのよさ)が必要です。部門のメンバーが互いに把握しやすい「見やすさ」というのも必要です。そういう点から言うと、専用のアプリとWebサービスのほうがいいですね。

実は、自分の部門では「Trello」というWebサービス(iPhoneアプリも)を使っています。各人のITりテラシーに差があるので、なるべく階層が深くならないよう、見た目で分かりやすい運用をしています。AくんのToDo、BくんのToDo、CくんのToDoというのを横に並べています。下に伸びているTLみたいなのが、各人の抱えているToDoというわけです。
彼にもこれを使ってもらうと思います。

Trello のWeb版は、一画面でざっとながめるだけで部門内のToDoを把握できます。どこかアナログな感覚がナイスです。〔参考〕 https://trello.com/tour

2013年6月28日金曜日

いつやるの? 朝でしょう!

■資格試験の勉強(3)学習の時間帯

前回、資格試験の勉強をしたときの「自習時間」について、「1分~30分以下(短時間)の自習時間を足し上げると、全自習時間の28.9%となった」と書きました。

では、自習は、1日の中のどの時間帯にやったのか?

前にもこのブログに書きましたが、自分は「朝型」シフトをしていますし、勉強なども朝にやったほうがいいと推奨していますから、自分も、出勤前~朝の通勤時間帯の学習を意識しました。

実際に計測したログをエクセルでいじくって、振り返ってみると...
総自習時間のうち、朝9時半より前に行われた学習は、全体の42.1%を占めました。*総自習時間131時間38分のうちの、55時間27分です。

つまり、日中や勤務後の学習時間の方が少し多い。この結果は、自分にとっては意外でした。


「へー、夜も思いのほか勉強していたんだな」

「やっぱり、朝だけでは、勉強時間をじゅうぶん作るのは難しいのだな」

と、思った次第です。


[関連エントリー]
■けっこう頑張ったな~。で、いったい何時間やったの?
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/blog-post_22.html

■資格試験の勉強(2)1日の学習時間
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/2.html

■資格試験の勉強(1)最初の1ヶ月
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

■社会人が新しいことを勉強するなら早起きすべきようだ
http://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2013/03/blog-post_6.html