結局、やらなかった...。
こういうこと、よくありますよね。
こういうこと、よくありますよね。
「ちょっとやってみよう」と思ったことを、本当に全部をやるかはともかく、小さなことでも「やる」を積み重ねた人と、「やらない」を積み重ねた人とでは、すごーく大きな差がつくことは間違いありません。
先日、うちの会社が主催したセミナーに、講師の一人として、森荷葉先生に登壇していただきました。
サービススタッフの身だしなみチェックの中で、「ニオイのチェック、見落としてませんか?」というのがテーマ。
ニオイについては、我慢できないほどの悪臭でない限り、部下に対しても指摘しにくいこと。エラくなった人は、誰からも「あなたニオイますよ」と教えてもらえません!
受講者は男ばかり200数十人(正確には3〜4人の女性がいた)。ほぼ全員が、「おいおい、マジかよ! オレも何か対策した方がいいってことだよな?」と思ったはずです。少なくとも、受講中は!
森荷葉先生の講演が終わり、次の講師による別のテーマ(=この日のメイン)の話が始まった頃に、「オレも何かニオイ対策した方がいいかも」という意識が残っていた人はどれくらいでしょう?
この日の講演の帰り途に、ドラッグストアに寄ってニオイ対策商品を購入した人は、何人くらいでしょう?
誤解のないよう書き添えますが、ここで、「男性もニオイ対策すべき」と主張したいわけではありません。
「やってみよう!」と思ったことであり、出費は僅か数百円、売ってる店は街中にあるドラッグストア。こんなに障壁が少ないことなのに、なぜ実行に移せないのか? がテーマです。
出所は覚えてませんが、こんなことを読んだことがあります。
セミナーに参加して、講師の提言助言を実行に移す人は2割。実行した人のうち、正しく理解して実行した人や継続して行動した人は2割。つまり、セミナーで聞いたことを自分のものにする人は僅か4%の人だけ!(0.2×0.2=0.04)。
どうしたら、行動に移せるのでしょうね?
実はボクは、ニオイ対策の話は、セミナーの10日前に森荷葉先生との打ち合わせで、聞いていました。
「仕事帰りにドラッグストアに寄ってみよう!」と思ったものの、そのまま忘れました。
セミナー当日、再度その話を聞いて、「いけね、忘れてた! 森先生の担当編集者のオレが実行に移さなきゃダメじゃん! 家に帰る途中でマツキヨに行こう」と思ったものの、やっぱり行きませんでした。
2度も「買ってみよう」と思ったのに。
なぜ、こんな簡単なことが実行に移せないのか? 本当に不思議です。
でも、現実にはこんなことがたくさんあるのです。
「話題になってるあの本を買おう」
「英語の勉強を始めるために教室を探そう」
「名刺を整理するために○○を買おう」
などなど。
要するに<意志力>が足りないということなんです。この<意志力>を、スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル氏は(美人です)、「やる力」「やらない力」「望む力」に分解しています。
もしかしたら...、簡単なことなのに実行に移せないのは、「望む力」が弱いのかもしれません。目的意識がはっきりしていない、重要なことだと思っていないということ。
自分に関していえば、着手できなかった大きな理由は、コレだと思います。
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タスク(To Do)リストに入れなかったから!
もう一つは、Amazonで買えるものなのに、すぐに買わなかった(先延ばしにした)からでしょう。
先ほどたまたまドラッグストアの前を通り、幸運にも思いだしました。「ニオイ」対策の男性用商品、こんなにあるんですね。