『スタンフォードの自分を変える教室』の著者として一躍有名になった、ケリー・マクゴニカル教授が「ストレス」との付き合い方について、ストレスフルな我々現代人に新しい視点を与えてくれました。
まず、マクゴニカル教授は、ストレスが健康の敵なのではなく、「ストレスは健康に悪い」という信念(強い思い込み)こそが健康の敵のようだ、という研究結果に着目しました。
──重度のストレスを感じていてもストレスは健康に悪いと信じていない人々が死亡する確率は非常に低かった。
そこで、マクゴニカル教授は、「ストレスに対する考え方を変えれば、人はより健康になれるのではないか?」と考え実験を行った。すると、仮説を裏付ける結果が得られた。
ストレスを感じたら、それを軽減させようとすることが従来のストレスマネジメントです。
ストレス反応を「身体が新しいことに挑戦する準備をしているんだ」と捉える考え方を持つ。
これが、マクゴニカル教授が提唱する、新しいストレスマネジメントの考え方です。
自己効力感やポジティブな信念体系は、その人の行動に大きな影響を与えますが、意識的にはコントロールできない身体反応にも影響をおよぼす(ストレスフルな状況下でも、血管の収縮を起こさない、心拍数の上昇を起こさないなど)そうです。
[参考]
TEDでのスピーチの書き起こし(日本語)がログミーに掲載されています。
教授のスピーチ動画はYouTubeに。
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