刺激と反応の間に人間だけに与えられた素晴らしい力が存在している。
それが反応を選択する能力なのである。
コヴィー博士のこの言葉に、昔、けっこうな衝撃を受けました。
「あ、反応というのは自分で選択していたんだ...」と。
「あ、反応というのは自分で選択していたんだ...」と。
「選択」というと、最近ではコロンビア大学のアイエンガー教授のことを思い起こします。
アイエンガー教授は著書『選択の科学』の中で、「私たちは選択を行い、その選択自体が私たちの人生を形成する」と言っています。
アイエンガー教授は著書『選択の科学』の中で、「私たちは選択を行い、その選択自体が私たちの人生を形成する」と言っています。
今の自分は、反応(すなわち選択)の積み重ねの結果なわけです。
*余談ですが、アイエンガー教授は、品揃えが豊富になると(選択肢が増えすぎると)売り上げが下がることを発見した「ジャムの法則」の発見者としても知られます。
さて、今日、記憶にとどめておきたいと思った(いや、記憶にとどめておく必要がある!)のは、スタンフォード大学のクランボルツ教授です。実にいいことをおっしゃっています。
クランボルツ教授は1999年に「計画された偶発生」(Planned Happenstance Theory)という理論を発表しました。
- 個人のキャリア形成は予期せぬ偶発的な出来事に大きく影響されている。
- 重要なのは、その偶然の出来事を、主体性と努力によって最大限に活用すること。
- そうすることで、偶然の出来事を自分のプラスの力に変えていくことができる。
- さらに言えば、予期しない出来事(チャンス)をただ待つだけでなく、自ら創り出せるように積極的に行動せよ、アンテナを張っておけ!
要は、偶然の出来事(外界からの刺激)が多少シンドイことでも、捉え方次第。そして、反応の選択の仕方次第。実にポジティブ思考です。
クランボルツ教授は、偶然の出来事からチャンスを生み出すためには、以下の5つのスキルを発達させることが大切だと言っています。
1. 好奇心なるほど! 実践したいものです。
2. 持続性
3. 楽観性
4. 柔軟性
5. 冒険心(リスクテイク)