2014年5月29日木曜日

社員の業績は業績考課によって向上などしない。

話題になってるようなので、『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』読んでみました。

著者のカレン・フェラン氏(経営コンサルタント)は、様々な経営理論を「間違っていた」と指摘していますが、特に業績管理システムについて痛烈に批判しています。

フェラン氏は、業績管理システムの前提として次の4つを挙げ、「そんなことはない」と否定しています。
(1)業績管理システムは公正で客観的である
(2)上司の評価を受け点数をつけられることで部下の業績は向上する
(3)従業員はお金でやる気を出す
(4)従業員は制度を悪用しない。

そして事業会社での自身の経験から、「仮にこれらの前提が真実だとしても、このシステムを実施・運営し維持するために費やされる事務作業の負担は大きすぎる」と。

では、どうすべきか?
「日々のふれ合いの中で指導やフィードバックを行ってこそ、社員の業績は向上する」とフェラン氏は言います。

部下の業績管理に膨大な時間を費やすよりも、部下の成功を願い、それを態度に表し、良い関係を構築するために時間を使うべき、とのこと。

2014年5月28日水曜日

どんな仕事でも、目の前の人を喜ばせることができなければ、その先はない

漫画家・弘兼憲史さんがコラムで言っていることですが、手厳しいです。

弘兼さんは今、相手(編集者)の指示通りにやった仕事を振り返って「やっぱり言うとおりにしたのは失敗だった」と納得していないものもあるそうです。
しかし、「自分がキャリアを積み重ねていく上では決して間違った選択ではなかった」と言います。

ですから、若い人に対して、
「どんな仕事でも、目の前の人を喜ばせることができなければ、その先はない」
「まず上司を喜ばせる。すべてはそこから」
ということを伝えたいそうです。

[DAIAMOND online]
http://diamond.jp/articles/-/53664?page=2