2015年8月2日日曜日

大企業がある市は住民税が安い?

「あそこは競輪場があるから、住民税が安い」「あそこは大企業があるから、住民税が安い」なんてことを昔、聞いたことがあって、「なるほどねー」なんて思ってました。

けど、これ、まったくのデタラメだったんですね。

もっとも、いまは大半の公営競技場が赤字なんで、「あの市は公営競技場があるから住民税が安い」なんて話を聞いても、「そんなワケないでしょ!」と思いますが。

住民税(個人住民税)って、全国どこでもほぼ同じ(ほんのちょっとだけ異なるところもある)だったんですね。


住民税は(A)均等割と(B)所得割の二つから構成されてます。

(A)均等割…一律4,650円(都道府県民税が1,500円、市区町村民税が3,150円)
(B)所得割…課税所得の10%(都道府県民税が4%、市区町村民税が6%)

こういう計算なんで、その自治体の税収の多寡は住民税に影響しないんですね。

ちなみに住民税の「所得割」は、所得税と違って、累進税率じゃないんです。単純に、(所得金額-所得控除額)×10%となってます。

知らなかったといっても、知っててどうなるものでもないし(笑)。

これは申告するものじゃなくて、地方公共団体の方で計算してくれて、会社員の場合は給料から天引き(特別徴収)です。仕組みについて意識することはほぼないですよね。

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