組織は成長ステージによって、変化・選択・維持というメカニズムを経験します。
ハワード・オルドリッチ(ノースカロライナ大学)は、組織はある程度成長ステージが進むと、事業のやり方などがわかってくるので特定のやり方だけが選ばれるようになるといいます。これが選択(セレクション)です。
そしてさらに組織が成長すると、その選ばれたルールを遵守されること、すなわち維持(リテンション)が重視されだします。
そしてこの選択・維持の段階で、組織は同質の人材をそろえがちになる。そのほうが効率がいいからです。
こういった経営学の研究報告を待つまでもなく、採用を担当しているかたは、心当たりがあるのではないでしょうか?
「当社はこういうことを目指してます」「こういう人材を求めています」と謳っているのですから、同質化は当然の流れなのです。
同質化が進んだ組織では、環境の変化に対応できません。しかし、バリエーションが必要になったときには、往々にして幹部や中堅社員の同質性が足かせとなっているのです。
こういう時に、外部の人間の視点、発想、技術が必要なんでしょうね。
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