2017年2月13日月曜日

#何を「伝えたか」ではなく、何が「伝わったか」がダイジなはずですよね?

これは昨年の3月1日に、2017年卒の就職活動がスタートしたと同時に、幕張メッセで行われている合同会社説明会の取材に行って、いくつかのブースを覗いて、呆れてしまったという話です。
今年も企業ブースでは、このような<残念>な説明会が行われるのでしょうか?

  ◇  ◇  ◇

ブースに並べた椅子に学生たちが座っています。採用担当者はスライドを使い、説明してるんですが…。

一番後ろにいる自分には聞こえないし、見えない。もちろん、最後列の学生にも聞こえないし、見えない。

音響を使えないと、大きな声を出さないと後ろの席の学生には聞こえない。声が小さいなら、椅子を減らして声が届く範囲だけに座らせる、もしくは、声の大きな社員に説明させるべき。これじゃ、伝わるわけない。

あるシステム開発企業のブースで見たスライドはとても細かな字でチャートが書いてあった。

見えるわけないだろ!(笑)

しかも、投影している位置が低く画面の下端は座ってる学生の肩のあたり。その部分を見ることができるのは最前列に座った学生だけ。後列の学生には見えない。

問題だなと思ったのは、ブースには説明している社員の他にも社員がいること。学生に説明が聞こえてない、スライドが見えてないことは気づけるはず。でも気にしていない様子。何ら対策を講じないでそんな会社説明を1日中、何セッションも繰り返す気なんだろうか?

そんな<伝わらない>説明をやっていて、個別の会社説明会に来てもらえるとでも思っているのだろうか?

ひょっとして彼らは、企業説明を機械的にこなしてるだけで、本気で目の前の学生に自社をアピールしようなんて思ってないのか?と思えた。

もしかしたら…、とても残念なことなんだけど、こんな説明をやってる企業の採用チームの社員は、頭が悪いのではないだろうか? いや、「頭が悪い」は言い過ぎだろうけど、「聞き手がどう感じてるのか?」を想像する力は足りないに違いない。


ブースには説明してる社員の他にサポートしてる社員が数人いるのに、なぜ改善しないのか。本当に不思議だ。

ボクなら現場で手すきの社員に指示してスライドを作り直させたり、投影の位置を修正したり、椅子の数を減らしてちゃんと聞こえる範囲に座ってもらうようにするけど。

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