2017年の訪日外国人旅行者はきっと2900万人くらいになるでしょうね。これ、すごい数字ですよ。3年前の2014年は1341万人(この時点で過去最高)だったんですから、その倍以上。
〔参考〕9月の訪日外客数は228万人で前年同月比18.9%増。1月-9月の累計は2119万人で前年同期比17.9%増
https://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/data_info_listing/pdf/171018_monthly.pdf
先日、京都に行ってきましたが、休日の京都はものすごく久しぶりで、四条通りの歩道、新京極、錦市場通り、JR奈良線(京都駅から伏見稲荷に行く電車)は、通勤時の山手線乗換駅と変わらない混雑ぶりで驚いた。バスには簡単に乗れないし(ものすごく本数あるけど)。
知識としては知っていたけど、観光客増加を実感しましたね。はっきり言って、京都の観光客の数って過剰ですよね? もしかして、「これ以上、観光客増えないでほしい」って思ってるんじゃないのかな、京都の人は。少なくとも、観光客は皆、「観光客多すぎるよ、f◯ck!」と思ってるはず。
これが2020年に「外国人訪日客4000万人」になったとき、京都や銀座、浅草の混雑ぶりはどうなるんでしょうね?
で、思ったのですが、浅草や京都のような昔ながらの日本の観光地って、"お金を使わない"。ほとんどタダ。拝観料は無料か数百円。神社寺院でお土産を買う外国人観光客はあまりいない。飲食店にはキャパがあって、現実的には売上の上限がある(観光客はあまり待つ時間がないから)。
きっと、観光客数は3年前の2倍になったけど、この地での旅行者の消費総額は2倍になってない。むしろ、インフラ整備に支出は少し増えてるはず。神社の中に観光客の方の交通整備の警備員なんて、初詣の時をのぞいたら、昔はいなかったですよね。
[関連]
#2030年、外国人観光客は現在の2倍に。
https://tanaka-tsuyoshi-dts.blogspot.jp/2017/11/2030.html
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