観光庁が10月18日に発表した今年1月~9月期の訪日外国人客の消費額は3兆2761億円で前年同時期を上回りました。大きな要因は、訪日外国人客数の増加です。
訪日外国人客は、2015年に1974万人でしたが、2016年には2404万人と20%も増えました。さすがに今年は前年比20%とはいかないでしょうが、4月から9月まで6カ月連続して前年比10%を超えています。
政府は東京オリンピックが開催される2020年の訪日外国人客数を4000万人にするという目標を掲げていますので、来年以降も前年比を上回る増加を続けなければなりません。
東京オリンピックに向けて、日本への注目が高まり、訪日客が増えるのは自然なことです。
当方も、ドイツで開催されたサッカーW杯(2006年)の前年に「来年はドイツ・イヤーだから」という理由でドイツに行きましたから(笑)。
問題は、東京オリンピック後です。歴代のオリンピック開催都市はその後、経済成長率が低下します。開催に間に合わせるための大規模な工事が終わり、関連消費も止まりますので。
ですから政府としては経済成長を止めないためにも、東京オリンンピック後も訪日外国人客数を増やし続けたいのです。
今現在で、「外国人観光客が増えたな」と思っている状況ですが、2030年には倍の6000万人を目標としています。
こんなことが実現するのでしょうか。
というか、どうしたらこれを実現できるのでしょうか。
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