"「採用担当者は、見た目で人を判断している」これは極端に聞こえるかもしれないが、真実だと思っている。"
これは、2013年2月1日のダイヤモンド・オンラインに掲載されている、熊谷智宏氏(我究館館長)のコラムの言葉。
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コラムでは、人が、他人に与える印象は、見た目:55%、しゃべり方:38%、内容:7%の比率で決定されるという「メラビアンの法則」や、熊谷氏の知り合いの人事担当者たちの本音が紹介されています。
ボクは数十人の面接しかしたことがありませんが(定期採用をしていないので)、やはり、見た目は大切だと思います。清潔感とか、明朗さ、当社の業務、そして社風にふさわしいか、ということです。
スキルも含め、「一緒に働けるだろうか?」と考えるわけですが、実は、「最終選考者である自分のボスが拒絶反応を起こさないだろうか?」ということも考えます。それは、履歴書や職務経歴書ではなく、広い意味で「見た目」の部分で判断することになるのです。
どんなに「彼の経歴やヤル気は期待できそうだ」と思っても、例えば、身だしなみなどにルーズさが感じられたらアウトです。最終選考者に推薦することはできません。
一例ですが、使い古しの紙袋で荷物を持って来た方がいました。皮やナイロンのバッグでなく。
「あ、お仕事の途中ですか?」
「ええ、そうなんです」
「大変ですね。お忙しい中、ありがとうございます」
と雑談を交わして面談をスタートしましたが、実は、見た目的には即死です。
日中の面接ですから、前後の時間にその方の仕事があるのは何の問題もありません。
でも、よれよれの紙袋はいけません。ボクならビジネスバッグかスーツケースに入れるか、コインロッカーに預けてきます。
ボスはきっとこう考えます。
「大切な面接にそういう臨み方をする人間は、大切な仕事先でも同じ振る舞いをするのではないか? 会社に恥をかかせるようなことをするんじゃないのか?」
そういう応募者を二次面接者に推薦したら、きっとボスはこう言うでしょう。
「お前は、オレが何を大切にしているのか、まだ分からないのか?」
ですから、この方を二次面接に推薦することはありません。
...といったことも、採用担当者(面接担当者)は考えるものです。
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