2016年3月11日金曜日

#ギャンブルへの過度の「のめり込み」は病気なのか?

認定NPO法人ワンデーポート(横浜市)は15年にわたり「ギャンブルに問題がある人」の支援活動を続けてきたNPOで、基本的に、最低3カ月間の入寮生活の中で、グループセラピーや個別相談を通じて個々の問題背景に即した支援を提供しています。
施設長の中村努さん自身が、ギャンブルの問題から回復した経験を持っています。

注目していただきたいのは、ワンデーポートが「ギャンブル依存症」という言葉を使わない点。
これは、活動を通じて以下のような考えに至ったからだそうです。

  • ギャンブルにはまっていてもその背景は多様である。
  • ギャンブルをやる前から生活上の問題がある人は、表面上は“依存症のような状態”であったとしても、根本的には金銭管理や生活能力の問題(発達障害など)のケースが多々ある。
  • 依存という行動を病気と捉えることは、問題を抱えている人の利益になることは少ない。


問題の背景が多様なのに、「依存症専門と言われている病院やクリニックでは、生活能力に起因するギャンブラーも、病的なギャンブラーも十把一絡げ。ただGAや回復施設に行くことを提案される」という状態では、必要な支援が受けられません。

こういったことを知ってもらうために、「ギャンブル依存症」という言葉を使わないそうです。

■ワンデーポートについて関心のある方は下記のQ&A頁をご覧ください。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~onedayport/blankpage5.html

0 件のコメント:

コメントを投稿