先日、久しぶりに一緒に食事したある企業の幹部氏は、いつお会いしてもニコニコしてるんですよね(厳しいことを言うときも!)。ご本人、目の前に起こった厄介なことも、ボジティブに考えるようにしてるとのこと。
そういうふうに捉えることって難しくないですか?と尋ねると、「ボクは合理的な人間なので、ポジティブに捉えたほうがいいから、そうしてるだけ」との答え。なんとスッキリした答えなんでしょう!
コツみたいなことを挙げるとしたら、「考えたり悩んだりしても仕方ないことは、考えないし悩まない」ということだそうです。
「だって、どうにもならないんだから、ボクが考えても仕方ない。それより、ボクができることを考える、できることに取り組むほうがいいでしょ?」
おっしゃる通りです。
でもこれは、「できないこと、難しいことは、簡単にギブアップしていいんだよ」という話じゃありません。とくに駆け出しの若手の方は曲解しないように。
目の前の、自分が頑張れることを頑張ると、だんだん「できること」の領域が広がります。すると、以前は「どうにもならない」というところにあった課題に、手が届くようになったりする。
話を聞いていて、「関心の輪」「影響の輪」という言葉を思いだしました。
2015年4月30日木曜日
2015年4月5日日曜日
カモメになったペンギン
『カモメになったペンギン』を読み終えた。
これは困難な状況に直面していることを察知した組織(コロニー)のリーダーが、どのようなプロセスで変革を成功させたかの物語。
このようにストーリー仕立てで読ませた後に要点整理を提示されると、ストンと納得(読んだ直後は)。寓話だから読みやすい。しかし、いくら読みやすいとはいえ、寓話を現実の自分の状況に置き換えて考えることができないと、読んでもまったく無意味なんですよね...。←自戒を込めて。
コロニーのリーダー(党首ペンギン)のひとことが印象深い。
「たったひとつのやりかたの中で長い間暮らしていると、まったく新しい生き方を考えつくことが、なぜこれほど難しいのだろうか?」
2.変革推進チームをつくる
5.行動しやすい環境を整える
6.短期的な成果を生む
7.さらに変革を進める
著者は『Leading Change / An Action Plan from the World's Foremost Expert on Business Leadership』(企業変革力)のJohn P. Kotter。
これは困難な状況に直面していることを察知した組織(コロニー)のリーダーが、どのようなプロセスで変革を成功させたかの物語。
このようにストーリー仕立てで読ませた後に要点整理を提示されると、ストンと納得(読んだ直後は)。寓話だから読みやすい。しかし、いくら読みやすいとはいえ、寓話を現実の自分の状況に置き換えて考えることができないと、読んでもまったく無意味なんですよね...。←自戒を込めて。
コロニーのリーダー(党首ペンギン)のひとことが印象深い。
「たったひとつのやりかたの中で長い間暮らしていると、まったく新しい生き方を考えつくことが、なぜこれほど難しいのだろうか?」
<変革を成功させる8段階のプロセス>
■準備を整える
1.危機意識を高める2.変革推進チームをつくる
■すべきことを決定する
3.変革のビジョンと戦略を立てる■行動を起こす
4.変革のビジョンを周知徹底する5.行動しやすい環境を整える
6.短期的な成果を生む
7.さらに変革を進める
■変革を根づかせる
8.新しい文化を築く著者は『Leading Change / An Action Plan from the World's Foremost Expert on Business Leadership』(企業変革力)のJohn P. Kotter。
コミュニケーション経路
「チームのコミュニケーションが足りてないな...」と思ったことありませんか?
そんなとき、チームリーダー(部長なり店長なり)は、個々のメンバーと話す機会を増やすと思います。面談なり雑談なり。
でも、チームのコミュニケーション量というのは、リーダー対メンバーという、「1対n」だけではありませんよね。「n対n」。リーダーを含めた各人どうしのコミュニケーション経路を活発化しなければ、チーム全体のコミュニケーションは活発化しません。ところがですね、チームの人数が増えれば増えるほど、大変になります。仕組み、ツールが必要かもしれません。
リーダーを含めてチームのメンバーが仮に4人(A、B、C、D)だとしたら、コミュニケーション経路は、AB、AC、AD、BC、CD、BDの6です。
では、10人だったとしたら、1対1のコミュニケーション経路はいくつあると思いますか?
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なんと、「45」もあるんです。
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なんと、「45」もあるんです。
では、メンバーが3人増えて13人になったら、コミュニケーション経路はいくつになるでしょう?
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なんと、「78」にもなります!(※)
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なんと、「78」にもなります!(※)
つまり、よほどの仕組み、会話のきっかけ作りになるツールがない限り、「実は私、あの人とほとんど会話したことない」という人と人の組み合わせが、何組もあって不思議でないんですね。
※:これは組み合わせの数を求める「nCr」の公式で計算できます。
13!/{2!×(13-2)!}!で、(13×12)/2=78
13!/{2!×(13-2)!}!で、(13×12)/2=78
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