“貴殿におかれましては、働く個人、ひいては社会全体が直面するキャリアに関わる課題解決に寄与する専門家として社会から期待される存在となります。”
って、届いた書類に書いてある。
大袈裟だ。
と思うと同時に、「エディターという仕事の中の何割かは、そういう気持ちでやってるよな」とも思う。ボクらが作っている記事の大半は中間管理職の方々に向けているものだから。
部門長としての仕事の中でも、何割かはそういう気持ちでやっている。もちろん、個人の思惑と組織の思惑が対立する場面もあって、そんなときは「組織のためにやってくれ」と言うことも多々あるけれど。
しかし、不思議な気分だ。
資格がほしくてキャリア開発支援の理論や技術を学んだわけではなかったのに、修了した資格(GCDF)が格上げ(?)になり、 国家資格になった。
自分が持っているから言うわけではないが、ちょっとした人数の会社であれば、人事部門に一人はキャリアコンサルタントがいるほうがいいと思う。
[追記]
余談ではあるけれど、ボクは「キャリアコンサルタント」という呼称をかねてから「しっくりこないな~」と思っていた。「キャリアアドバイザー」という表現はなおさら。「アドバイザー」という言葉にはかなり“指示的”な響きがあり、少なくともロジャース派の考えをベースにする人なら違和感を覚えるはず。
ではボクにとって何がしっくりくるかというと、本人(相談者)が自分で気づき自分で意思決定するサポートする・促進するという意味合いにもっとも近い“ファシリテーション”ですね。
GCDFはアメリカで開発されたプログラムで、1997年の発足当初は「G」(Global)がなく「CDF」でした。CDFは何の略かというと、Career Development Facilitator(キャリア・デベロップメント・ファシリテーター)の略なんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿