「日本人のおもてなしの心」というのは、たしかにあると思う。
でもそういうマインドは日本人だけが持ってるわけではないし、外国人にとって、それ自体が「日本に行ってOMOTENASHIを体験したい!」というほどの動機になるとは思えない。
昨日と同じ、Sheraton Grand 1階のカフェで朝食。似たようなものを頼んだら、レジのプアカーオ(元K-1選手)似の若者が「
昨日と同じですね。ヨーグルトは体調を整えるのにいいですしね♪」とニコリ。
サラリと言ってのけたけど、平日の閑散期じゃないですよ、週末ですから。すごい数の客が来てるだろうに。
そういえばホテルマンにしろレストランのフタッフにしろ、「良い一日をお過ごしください」とか、「滞在を楽しんでください」とかごく普通に言ってますよね。それは定型フレーズなのかもしれないですけど、日本だと「いらっしゃいませ」どまりが多いと思います。
会計を済ませた客を送り出すときは「ありがとうございました」と、自分が感謝してると伝えはするけど、相手に「良い一日を!」とまでは言わないですね。
日本の凄さは、所得格差の少なさ、教育水準の均質さ、道徳観の差の少なさなどではないでしょうか? 引ったくり少ないし、落し物は見つかるし。まあ、おもてなしとはちょっと違いますよね。
さっきチェックアウトしたんですが、外に出たら湿度のせいで一気にメガネが曇り視界が30%くらいに。見えない!
視界が戻ると目の前にチェックインした時のベルボーイ君が立っていて、「滞在はどうでした?
MGMはどうでした?」と声をかけてきた。
サラリと言うね~。
自分が泊まっていたのはMGMではなく、SANDS CENTRALのSheraton Grand。MGMは隣の敷地にあるライバル施設。
実は、チェックインし部屋に荷物を運んでもらったとき、彼にMGM COTAIへの行き方を尋ねた(ボクはMGM COTAIの取材に来たので)。
彼はその会話を覚えていたわけ。
よく覚えてるものだな。
ゲストに関心を持っているんだな。
いい感じだったので、トリップアドバイザーで高評価をつけておくよ!
日本ではホテルマンにしろ、レストランのホールスタッフにしろ、こういうひと言を添えられる人は少ないように思うけど、日本のOMOTENASHIって本当にそんなにすごいのかね?