2018年5月12日土曜日

マカオ コタイ地区の変貌

コタイ地区の変貌に驚いてます。知識として知っていても、この目で見るとやはり衝撃ですね。これだけのホテル客室があり、カジノがあり、まだ開発の途中だという。
前回自分が取材に来たときはベネシアンしかできてなかったんですよね。

見渡す限り更地だったところや、「あの丘のあたりから撮影したなー」というところに要塞みたいな巨大な建物ができていて。


もちろん、この数年の間にマカオに来る機会もあったんですが、そのときは部下に行かせたんです。「カジノの取材経験や知識が自分に集中するのは良くないから、彼を行かせたい」と提言して。


こんなに開発された街を見ると、日本の進みがいかに遅いか、いやでも考えさせられます。なんでこんなに遅いんでしょうね。



マカオ大学の新キャンパス(3年前に移転)もすごいく立派!
移転によって規模が3倍くらいになりました。これは、「これからどんどん学生を集めて人材を輩出していくぞ!」という、マカオ唯一の国立大学の決意表明ですね。

竣工式だか開校式に習近平国家主席がお見えになったそうです。考えようによっては、「たかが特別行政区の公立大学の移転」です。そこに国家主席が来た。この大学が中国にとっても重要な戦略拠点になることを示唆しています。
 



事前に地図を見ていて気づいたのですが、国立マカオ大学のキャンパスがあるのはマカオのコタイ地区ではなく、対岸の中国側(ジュハイと呼ばれている)。
要するに中国がマカオ特別行政区に土地を貸してる。つまり、中国政府はこのようにして、マカオ特別行政区の範囲を広げることができるわけだ。
ということは...、コタイ地区に土地がなくなれば、"マカオ特別行政区に土地を貸している"という名目で、中国側に特区を広げることができる。
どういうことかというと、中国側でのビーチリゾート開発やさらなるカジノリゾート開発もあり得る!


マカオ大学工商管理学院内のゲーミング・ラボにあるトレーニング室。
ディーラー養成所ではありません。ディーラーを「管理」する幹部の養成所です。サベーランスルームもあります。



イギリスの高等教育専門誌「THE(Times Higher Education)」が昨年発表した「THE世界大学ランキング」では、81カ国1102校の順位を発表しています。
アジアの中では
1位 シンガポール国立大学/National University of Singapore(世界22位)
2位 北京大学/Peking University(世界27位)
3位 清華大学/Tsinghua University(世界30位)
4位 香港大学/University of Hong Kong(世界40位)
5位 香港科技大学/Hong Kong University of Science and Technology(世界44位)
日本が誇る東京大学はこの次。

マカオ唯一の公立大学(実質的には中国の国立大学)であるマカオ大学/University of Macauは、世界351位という位置。同位の日本の大学はと言うと、九州大学です。マカオ大学のすぐ下には、北海道大学、東京医科歯科大学(TMDU)、筑波大学がつけています。
ホスピタリティ&レジャー・マネジメント領域に限ると、マカオ大学のランキングは世界46位、アジア9位なんです。スゴイ!!

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