2014年11月3日月曜日

仕事の全体像を把握しやすいToDoリスト

ときどき部下に「ToDoリストを作れよ。そうすれば仕事のモレがなくなるぞ」と助言します。けど、ToDoリストを作ることじたいを習慣にできない、リストを作るには作るけどモレが多い(結局、やり忘れる)という人もいるんですよね...。

部下の一人は彼なりにToDoリストを作っていたのですが、それには深刻な漏れ・抜けがあるのと、作業レベルにブレイクダウンされてないという問題がありました。

ですから、「漏れを防ぐために日頃からメモをせよ」「やるべきことを細かな作業にブレイクダウンせよ」と助言しました。

ブレイクダウンされてない(具体的な作業に分解されてない)ということは、実は、何から手を付ければいいか、本人自身の中で明確化されてないんですね。だから、いつまでも手を付けられないまま時間が過ぎていく。

分解した作業をリスト化すればよいのですが、どうやら、ブレイクダウンするのが苦手、リスト化することが苦手という人がいるようです。そもそも、やるべき順にきれいにリストアップするには、同種の仕事の経験量が必要ですし。最近では、「やるべきことを順番にリストアップすることが苦手ということは、鍛えようがないことなんじゃないか?」と思ってます。

だったら、思いついた順に書き出せばいい。人から「あれも忘れるなよ」と言われたことを、そのつどToDoリストに書き加えればいい。
でも、順不同で脈絡なく縦一列に並んだToDoリストには、ちょっとした問題がありますね。
「まずどれをやるか?」「次に何をやるか?」を決めにくいし、仕事の全体像が見えにくいですよね?


先日、「とりあえず、こういう形のToDoリストを作ってみなよ」と、ボクが考案したToDoリスト・チャートを伝授しました。

(1)まずスタート地点である「今」とゴールである「完成」を丸で囲み、その間を10センチとか20センチの線で結ぶ。

(2)その線に斜めに合流する線を引き、仕事を大雑把に分解した「Sub仕事」を書き込む。

(3)さらに、それら「Sub仕事」の前後にある「やるべきこと」を書き込む。という具合に、連想ゲーム的に「やるべきこと」を、順番も考えながら書き加えていく。

これだと、途中で指示されたこと、思い出したこと、思いついたことを挿入しやすい。それに、縦一列に並んだToDoリストより、仕事の全体部が見えると思いません?

いかがです?

名付けて「フィッシュボーン・ToDoチャート」。

頭の中で仕事の全体図が描けてる人は、ばーっつとタスクだけを書き出していって、やるべき順番を入れ替えていけばいいんでしょうが、そういう脳の使い方が苦手という人がいるようです。

リスト形式が苦手な方は、試してみてはいかがでしょう?

0 件のコメント:

コメントを投稿