本日の日経に野村総研のレポートが紹介されています。株高などにより、富裕層の資産が膨らんでいるそうです。
純金融資産の保有高により5階級に分けていて、3000万円未満が「マス層目」(=最下層)です。
超富裕層と富裕層の世帯数の合計は121.7万世帯で保有する純金融資産の合計は272兆円。全世帯数の上位2.3%が、純金融資産の19.4%を保有しています。
さて、有名な「パレートの法則」は、「20対80の法則」とも呼ばれます(ボクはそんな呼び方はしませんが)。
上位20%の◯◯が、全体の△△の80%を占める、と説明されます。
本当でしょうか?
この野村総研のレポートによる階級分けでは、超富裕層からアッパーマス層(3000万円~5000万円未満)までの世帯数の合計が21.1%となります。つまり純金融資産保有額の上位21.1%の世帯です。この世帯の純金融資産の合計は799兆円です。
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60.0%です。
微妙ですね。「80%」とは言い難いですね。
つまり、「20%のなになにが、なになにの80%を占める」というのは、ものの例えです。
そもそも、パレート自身が「20対80」と記した文献は見つかっていと言われています。
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