ボクは資格試験といったものに興味を持ちませんでしたが、近年、ちょっと考えが変わりました。
ビジネス書や教養書などを読めば、ざっくりとした知識を得ることができます。でも、試験という明確なゴール(理解度と期日)を意識して読むと、脳の活性度とか「気合い」の入り方がまったく違います。
もちろん、「知ってる」ということと、「活用できる」ということは別モノです。しかし、「知らない」ということはすごく不利になったり、非効率になります。それは間違いありません。
ボクの前職の先輩(広告代理店の営業マン)は、不動産の広告を担当することになって、クライアントを理解するために宅建の資格を取りました。
この先輩、資格を取ることじたいは目的じゃなかったと思います。
その業界の広告の仕事をする上で、クライアントの話を理解する、業界ルールを理解するといったことが目的だったはず。受験はあくまでも、基礎知識の習得の程度を図るため。
その業界の広告の仕事をする上で、クライアントの話を理解する、業界ルールを理解するといったことが目的だったはず。受験はあくまでも、基礎知識の習得の程度を図るため。
「暗記などしなくても検索できるじゃないか」という意見もあると思いますが、はっきり言いましょう。
“基礎知識がないと、検索はノロいし、精度は低い!”
基礎知識がなかったり、ある分野の全体像のイメージがないと、適切な検索ができないんです。これは仕事の中ですごく感じます。ある人が1時間かけて「いろいろ調べたけどわからなかった」ということを、別の人が検索すれば1分で探し出せるなんてことは、当たり前のようにあります。これは、「暗記はしてないけど、調べるための効率的なキーワードを複数知ってる」かどうかの知識量の差でしょう。
また、検索結果の中から間違い(web上には無数の間違った情報がある)を弾けるかどうかも、その分野の基礎知識にかかってきます。
そんなわけで、身近なところ、興味のあること、苦手意識を持ってることについての本を読む感覚で、資格や検定に挑戦してみるのも、悪くないと思います。
ボクの場合ですが、「ITパスポート」「統計検定」は、断片的にだいたい知ってたことを体系的に整理するいい機会になりました。
「ファイナンシャル・プランニング技能検定 3級」は、はっきり言って関心が薄かった分野です。これまで、子供が生まれた時、マンションを買った時など、「社会保障のこと、保険のこと、お金のこと、知らなすぎ〜」と感じつつ、調べたり学習することを先延ばしにしてきました。
これ、合格通知がいつくるかわかりませんが、自己採点での正答率は学科試験:85%、実技試験:98%。ひとつの壁を越えた気分です。
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