検定試験とか資格試験は、その分野の基礎知識の程度を測るために企業内で活用したらいいんじゃないかと思います。
その場合、「まぐれ」や「解答テクニック」で正解しても、あまり意味はないですよね。
ひどい点数を取って、「自分はこういう分野の知識に疎い」という現実に向き合うことが収穫じゃないでしょうか。それで落ち込む必要はない場合もあるし。もし落ち込んだら、学習すればいいわけです。
解答テクニックの一つは、例えば3択の選択肢の中から1つに絞り込むためのこんなテクニックだと思います。
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[設問]①②に当てはまる言葉の正しい組み合わせを一つ選べ。
外貨預金において、預入時に比べて満期時の為替が〔①〕となっていた場合には、〔②〕が発生する。なお、手数料などは考慮しない。
[選択肢]
(1)①円安・外貨高 ②為替差益
(2)①円高・外貨安 ②為替差益
(3)①円安・外貨高 ③為替差損
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金融のちょっとした知識を問う問題ですが、金融の知識がなくても答えられます。
選択肢(3)は(2)の対偶になってます。つまり、もし(2)が正しいなら(3)も正しいので、ともに択一式問題の正解となることはありません。つまりこの設問の正解は(1)となります。
こういう論理的なアプローチは日常の課題解決の場面ではとても有用だし、積極的に使いたいものだと思います。しかし、そういう能力を問う試験でないなら、あえて封印するのもアリなんじゃないかと思います。基礎知識の程度を測るという趣旨から外れますから。
もちろん、「合格」じたいに重きを置く(それに合格してないとスタート地点に立つことができない大学入試や就職など)とか、高得点をとることに目的がある場合(どんな状況だろう?)は別ですけど。
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