その中で、時間管理の前提として「時間の記録」をすることを強く勧めています。
記録しないと、わからないんですよね。
記憶というのは、本当に曖昧なんです。
以前、あまりに仕事がはかどってない同僚に、「朝からこんなに遅くまで、昼休憩を除いて11時間くらいやってるけどさ、何の仕事に時間を費やしてるの?」と尋ねました。
彼は、「まず、○○○。それと〇○○...」と挙げ始めたので、自分は「所要時間も教えてよ」と注文を付けました。すると、5つくらい挙げたところで、「あとは...、なんだかちょこちょこと...」と言葉につまりました。
自分は教えてあげました。「いま挙げた作業の所要時間を足しあげても3時間程度だよ」と。
「コーヒー飲んだりタバコ吸ったりで1時間休んだとしても、あと7時間は何? その7時間もの使途不明時間は何なの?(笑)」
彼は、「う~ん」としばらく唸っていたものの、結局、「わかりません」と。
「キミが〇○○の作業を『だいたい30分』って言ったのが、たぶん1時間以上かかってるんだよ。ひとつひとつが3倍か4倍くらいの時間がかかってるんだよ。そうとしか思えないだろ」
時間の感覚なんて曖昧なもの。でも、実際に計測しているうちに、だんだんとどれだけの時間を要したかの感覚は身につくし、「この作業はこのくらいの時間を要するだろう」という見積もり精度も上がります、間違いなく。
写真著作者 stockmedia.cc / stockarch.com 写真原題 Man holding a stopwatch-8169
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